コーチ日記も大分ご無沙汰しておりました。
4月に入り疲れからか体調不良で病院通いとなり、心身ともに疲れ切った日々を送っていました。
震災後には心配して県内外の仲間から沢山の励ましのことばを電話やメールで受け、本当に仲間がいることのありがたみを感じさせられました。
有難うございました。
震災後に復興に向けて動き出したいのですが、ここ福島県には原発問題があり頭が痛いです。
16日昨日の郡山市の放射線量は「1.82マイクロシーベルト/毎時」です。
東京は「0.076マイクロシーベルト/毎時」で郡山の約1/24です。
強制避難区域に指定された飯館村は「5.02マイクリシーベルト/毎時」
郡山のたったの約2.8倍です。
郡山市や福島市「1.94マイクロシーベルト/毎時」が原発から70km程度離れているのに強制避難区域との差があまりないのが非常に不安です。
日本では一般公衆が浴びる人工放射線量の限度を1年間に1ミリシーベルトとしているそうです。
1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルトですから、今の郡山の数値で計算すると・・・
1000マイクロシーベルト÷1.82マイクロシーベルト=550時間
550時間となり、限度を超えないように1年間生活するには
550時間÷365日=1.5時間
となり、1日1.5時間(1時間30分)しか屋外にいられないことになります。
部屋の中でも放射線量は少し影響するでしょうからこの1日あたりの時間は多すぎることになります。
子供たちの日常生活を考えると登下校でこの1日当たりの時間を消化してしまいます。
小中学校では体育や部活は廊下や体育館で行われており、高校の体育も体育館のようです。しかし、我が息子の高校のサッカー部は校庭(屋外)で練習を不通にしております。
他の高校も同様のようです。親としては上記の計算を考えると心配です。
学校にもまだ国からの「放射線に対する学校活動指針」が出されていないようで困っているそうです。
県サッカー協会では
『4月中は福島県大会の開催を自粛します。また個別に活動する際は次のことに配慮いただきたいと思います。被災者の方々へ配慮して活動してください。放射線の影響を考慮して活動してください。』ということです。
http://www.fukushima-fa.com/
放射線量の影響を考慮して活動するということですが、誰も目に見えない放射線の影響がわからない現状です。
FCAllezとしても早く以前のような活動を目指したいのですが、やはり地域の学校活動が屋外で実施されるようになれば私たちも屋外で活動したいと思っております。
しかし、サッカーを子供たちにさせてあげたい気持ちで被災地でも屋外のイベントが行われ、また通常の屋外練習をされている団体もあります。
将来的に影響するこの「放射線」に対して、今の子供たちの欲求を満たしてあげるために屋外で活動することは賛否両論あると思われますが、私は将来の子供たちのためにも慎重に検討していきたいですね。
今は学校や公民館の体育館の利用開始を願い、当分の間は体育館で練習をしていきたいと思っております。
しかし、その利用開始がいつになることか・・・
浜通りの津波や放射線で避難されている方々に比べたら問題にならないほど私たちは幸せですが、目に見えない怖い物質に対しての不安な日々は、震災前までストレスがなかった私も大きなストレスとなり限界がきています。

23