2014/3/9  22:20 | 投稿者: min

人間は他の動物とはかけ離れた知恵というか頭脳を持っている。
大昔、祖先が二足歩行するようになって、両手が自由に使えるようになり、指先も器用に使えるように進化した。
また、二足歩行により脳の発達も促された。

この人間への進化の過程で他の動物にはあって人間にはない能力はいくつもある。
たとえば、水中で生活する能力、空を飛ぶ能力、土中で生活する能力等が挙げられる。(知恵と技術で飛行機や船などを作り一部は実現しているが)
神がもう一つ能力を与えてくれるとしたら、われわれは何を選ぶであろう。
私を含め多くの人がほしいと思う能力は空を飛ぶという能力だと思う。
空を飛べることができたなら、今とは全く違った文明になったと思う。
まず、道の多くはいらなくなる。
通勤ラッシュもなく、自動車もこんなに多くは必要ないだろう。

人間は山を切り開いて道を作り、化石燃料を採取して地球を破壊してきた。
人間が飛ぶことができたなら、これらの自然破壊のかなりの部分を抑えることができるのではないかと思う。
原発への依存も必要なくなるかもしれない。

このまま、自然を破壊し続け、化石燃料に依存していて地球は今後100年持つのだろうかと時々大きな不安に駆られる。
本当にこのままでよいのだろうか。
自然エネルギーへの転換なんてことも取り組まれているが、はたしてどれだけ効果があるのかわからないし、世界的に見ても一国の力ではどうにもならない問題ではないのか。

もし、人間が鳥のように空を飛ぶことができたなら、これらの問題はある程度解決できるし、羽毛に包まれた体を手に入れることができたなら、冬季間の暖房も必要なくなるかもしれない。



誰もがよく知っている歌に「翼をください」という歌がある。

いま私の願いごとが
かなうならば翼がほしい
この背中に鳥のように
白い翼つけて下さい

この青空に翼をひろげ
飛んでゆきたいよ
悲しみのない自由な空へ
翼はためかせゆきたい


今日、大阪の毎日放送の榛葉健(しばたけし)さんが監督をして作られたドキュメンタリー映画「うたごころ」を鑑賞した。
この映画は、榛葉さんが東日本大震災の被災地でたまたま出会った宮城県南三陸町の女子高生が東日本大震災以降どう過ごしてきたかをドキュメントした映画である。
津波により住む家は流され、それでも前向きに生きていく女子高生を追っかけている。

映画上映の後、榛葉監督の話、フリーアナウンサー伊勢みずほさんとの対談があった。
榛葉さんは、この映画を作るにあたって極力効果音などの演出をしないように心がけた。悲しいところや嬉しいところでも自然のまま流している。
観る人の感覚に任せているのだそうだ。

榛葉さんは会社では現場の仕事をすでに離れており、このドキュメントは個人として、休暇を取り単身で被災地にカメラを持ち込み撮影して仕上げている。

映画の内容の細かい話は書かないでおくが、この映画では関西の「human note」という歌手グループが被災地へ出かけコンサートを行う。
そのコンサートの中で「翼をください」を歌う。
また、主人公の女子高生が海岸沿いの空を見上げ飛んでいる鳥を見て「鳥は津波を理解できるのだろうか」と漏らすシーンがある。このシーンはほとんどの人が気にとめないと思うが、彼女の一言が気になった。
この時、私はもし人間が鳥のように空を飛ぶことが出来たならこんなに多くの犠牲者が出ることはなかったのにと思ったのである。

例え、15メートル、いや30メートルの津波が襲ってきても翼があれば大空に逃げることができる。
それこそ「翼をください」の歌詞にあるように自由な空に翼をはためかせることによって多くの悲しみはなくなったかもしれない。


明後日で、東日本大震災からちょうど3年となる。
まだまだ復興を成し遂げたとはいえない。
災害が発生したばかりの時は、災害ユートピアにより共同体が出来て支えあうが、時間とともに元気な人は社会に戻り、働けない老人、病気の方など弱い者ほど取り残されていく。
社会から取り残された弱者ほど生きることに悲観的になるという。
完全に元の生活に戻ることは、まだ時間がかかりそうであるが、心の復興はいち早く成し遂げられることを願うばかりである。
でも、そんなに簡単なことではないか。
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2014/3/1  14:55 | 投稿者: min

「セイタカアワダチソウって最近見なくなったねえ。」
「そういえばそうだけど。いきなりなんだよ。なんかあったのかい。」
「いや、20年位前に植物を勉強していた時は、結構あちこちに群生していたと思うが、ふと最近道路を走っていても見かけなくなったなと思ってね。」

セイタカアワダチソウは、キク科のアキノキリンソウ属の多年草である。
昔は花粉症の元凶といわれていたが、その濡れ衣ははれた。
セイタカアワダチソウを遠くからみると、その花は小さく、もしかしたら風媒花なのかなと思ったことがあるが、虫媒花なのだ。
虫媒花なら、基本的に花粉を飛ばさないから花粉症の原因にはならないよなと納得したことを思い出す。
キク科の植物だから、集合花のはずだ。
キク科の花の花弁を引っ張ってみるとそれがよくわかって面白い。
それにしてもキク科の植物の進化はよく考えられたものだ。
でも、黄色の花ってのはあまり好きではない。
話がそれた。

「ところで、セイタカアワダチソウは、根から毒を出して回りの草を枯れさせて地下茎を広げていくそうじゃないか。」
「そうなんだよね。でも、数年すると自らの出した毒で自家中毒になり勢力を弱めてしまうようなんだ。」
「へーそうなのか。自分の繁栄のために毒を出してその毒に自分もやられてしまうのか。それじゃ、人間社会で例えれば、あと先考えずに工場を建てて公害病を引き起こしたようなものかねえ。そういえば、最近でもどこかの国から微粒子が飛んできて注意報がでるなんてこともあったなあ。いつのまにか他人の土地を自分の領土にしてしまうなんてのもあるし。やっぱり、自分のことばかり考えていると自らの身を滅ぼすんだろうな。」

セイタカアワダチソウは、人間社会への教訓を与えてくれる植物だと思う。


ところで、まだ植物に興味のなかった頃、八神純子がしっとりと歌う「せいたかあわだち草」という歌を聴いていたなあ。
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せいたかあわだち草の まぶしい輝きは
あなたの まなざし そのものです
眠りに就く前に ひとつ祈ってください
明日もまた二人が あえるように

せいたかあわだち草の かすかなつぶやきは
あなたの やさしさ そのものです
眠りに就く前に ひとつ祈ってください
明日もこの歌が 歌えるように

明日もこの歌が 歌えるように
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この歌のようにセイタカアワダチソウのまぶしい輝きという表現は分かるが、
もともと、園芸用に持ち込まれた北米原産の帰化植物である。
この花は園芸向きなのであろうか。
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