2015/5/10  19:36 | 投稿者: min

「富士額(ふじびたい)なんてあんまり聞かなくなったね。」
「富士額ってなに?」
「知らないのか。額の生え際がM字になって富士山のような形をしている額のことを言うんだよ。」
「それって誰かがM字はげって言っていたけどどう違うの」
「話しにならんな。昔は美人の条件といわれていたんだけどねえ。今や女性のほとんどが額を丸見えにしないから、美人の条件から外されているんだろうね。」

この前、きっかけがなんだったか忘れたが富士額って言葉を思い出した。
富士額なんて今はあまり聞かなくなった。
でも、和服姿の場合は髪の毛をアップにすることが多いから、この時ばかりは額が気になる。
一般女性は成人式位しか着物を着なくなったけど、成人式の際の髪の毛のセットも額を隠している女性が多いよね。
やはり和服の際は額が見えた方が合うと思うし、富士額が見えた方が引き立つように思うけどなあ。

芸妓さんなんかのカツラをみてもほとんどが富士額になっている。
時代劇でもそう。
花魁だって富士額の方がいいよなあ。
やっぱり、日本人は富士額にひかれるのかなあ。

そういえば、昔、親父が若いころ自分の富士額が気に入らなくてその部分を抜いていたなんて言っていたが、男の富士額っていうのはいい男の条件にはならないのかな。

親父といえば、幼いころ一緒に風呂に入っていて、よく風呂で教えられた歌がある。
「富士の高嶺に降る雪も・・・」(お座敷小唄)
「富士の白雪ゃノーエ・・・・」(ノーエ節)
「これこれ石の地蔵さん・・・」(花笠道中)
多分これらは私が生まれる前に世に出た唄だと思うが。
こんな歌を小さな子に教えるのはどうなんだろ。

そうそう、ドンパン節もよく聞かされた。それも替え唄も入ったやつだ。
確かではないがこんな歌詞だった。

ドンドンパンパン・・・・・
  家(うち)の隣のはげ親父、そのまた隣のはげ親父
  はげとはげとがけんかして、どちらもけがのーてよかあったな
 ドンドンパンパン・・・・
  家の隣のバカ息子、ニンジン売りにやたればなあ
  ニンジンの売り名を忘れてしもて、酒に酔た大根いらねーか
 ドンドンパンパン・・・・・・・・・・・・・


富士額に話がもどるが、「富士額」を「ふじがく」なんて読む人も今やいるらしい。

富士といえば、この辺ではこんな会話が成立するのかな。
「――御来迎―― この字の読み方わかるかい。」
「“ごらいこう”でしょ」
「正解。で意味はなんでしょう」
「富士山などの山に登った時に見える朝日のことでしょ」
「またまた大正解」

しかし、本当は「御来迎」の読みは「ごらいごう」であって、山に登ってみる朝日は「御来光(ごらいこう)」なんだってね。
来迎とは「山頂で太陽を背にしたときに前面の霧に自分の影が大きく映り、その周りに光の環が見られる現象」らしい。

長岡(旧越路町)には来迎寺(らいこうじ)って地名があるし、浄土宗あたりでは「来迎」を濁らずに「らいこう」って言うらしいし、ああややこしい。

観音様、御来迎、御開帳、仏教用語は難しい。

それにしても、小股の切れ上がったいい女なんていうけど、小股ってどこ。
なぜ、そういう言葉が生まれたのか結構気になっている。
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