千畳敷からひたすら駆け下りるが、ここでもすこしNAMIさんらから遅れ気味に。そうこうしていると、女子中学生が中心になって応援も兼ねてるエイドに到着。ここで、イチゴをもらう。走り出す直前大声援をもらう。なんともいえない嬉しさがこみ上げてきます。
そしてここから仙崎のエイドへ、ここで思いもかけない光景が。昨年まで3年連続一位だった方がバス停に座っていらっしゃる。どうもリタイヤっぽい。とても強い方と聞いていたので、とても残念な気持ちなんだろうなぁと思いながら見送った。
ここから青海島の先端、鯨墓のチェックポイントを折り返すコースなので前を行く選手との差が確認できるポイントだそうだ。仙崎のエイドを出てしばらくすると、先頭の方が来た。この時点で2時間近くは差があるだろうか?めっちゃ速い。そのうち何人かが鯨墓に行くまでで出会った。
実はこの仙崎エイドを出たあたりから、なぜかNAMIさんはじめ上杉さん、角井くんらと大きく形勢が逆転し始めた。NAMIさんは、静ヶ浦キャンプ場の木陰ですこし休みたいと横になってしまったのだ。上杉さん、角井くんもペースがあがらないようだ。
僕はというと、鯨墓まで快調になりつつ、また鯨墓を折り返してますます快調になってきた。距離にして150キロを過ぎたあたりだ。
仙崎のエイドに戻って、そこから一路宗頭文化センターへ走る。長かったがここもいいペースで走ったおかげで、宗頭についた時には6位にまで順位は上がってきていた。
ここでおにぎりなどの食事もあるし、風呂、仮眠できるということで、すこし長い時間休憩をとっていると、NAMIさんからの電話が・・・。「うえちゃん、申し訳ないが吐いてしまって、また何も食べれず状態で、棄権するわ、悪いなぁ」と言う言葉が。こちらは返す言葉がなかった。NAMIさんがリタイヤ決意なんてかなりのことなんだろう、と想像できた。前半道やいろいろなことを教えてもらったのに・・・、こちらが申し訳ない。
ここから僕の、絶対完踏するんだ、という気持ちがますます強くなった。
ここから三見駅、玉江駅までの道は間違いやすいので、宗頭で追いついてきた上杉さん、角井くんに一緒に行きましょう、と声をかけたが、「君ならかなり高記録が狙えるから一人で行かなきゃ」と言われた。
そこから三見駅までで、一人抜き5位に。もうその前はかなり前かと思っていたら、玉江駅の手前で2人の姿が。お一人は、超長距離ではかなり有名な方らしいがかなりゆっくりだったので、先に行かせてもらいとうとう3位に。自分でも信じられなくなってきた。仮眠中に夢でも見てるんじゃないかと・・・。(笑)

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