夜9時からの、NHKスペシャル「闘うリハビリ」、衝撃的だったなぁ。
あの長嶋茂雄氏が、テレビの前で4年ぶりにしゃべり、ほんの数分間だが必死にリハビリに取り組む姿が流れた。もの凄い気迫で取り組む姿、あまりの凄さに嫁さんとふたり見入ってしまった。
この番組、200万人と言われる脳梗塞、脳卒中などの病気で後遺症が残り、機能回復のために懸命にリハビリに取り組む姿を通して、最先端のリハビリの研究・治療現場の可能性を伝えている。
うちの父親も20数年前に脳卒中に倒れ、その後7年間言語障害が残り、右半身も麻痺が残り、寝たきりのまま58歳で亡くなった。
確かに今日見る限り、医療・リハビリの研究が進んでいて患者の治療に大きく寄与しているが、そこには患者本人の人間の限界を作らない不屈の闘志みたいなものも必要なんだなぁ、とつくづく感じる。父親の場合、動かない右半身が痛かったのだろう・・・、辛かったんだろう・・・、でもなんとも出来なかった自責の念がよみがえってきた。
それにしても、すこし言語障害が残る中、よくぞ長嶋氏はテレビに出て素晴らしいメッセージを送っていたなぁ。あらためて凄い方だなぁ。
「自分は200万人の方々からメッセージをもらっている、なんとかしたい」
「やっと歩けた、次は走ってみたい」
そして最後にこの言葉で番組は終わった。
「リハビリは嘘をつかない」
2夜連続で、明日は夜10時から放映されるようです。

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