今日はAUDI S4の足回りをオーバーホールいたします。このアウディはツインターボエンジン搭載のホットモデルで、コンパクトセダンのA4をベースに、過激ともいえる走りの性能をプラスしたのがS4。2.7LのV6ツインターボエンジンとアウディ得意のクワトロ(フルタイム4WD)が搭載されているスポーツモデル。最高出力265psを発生する2.7LのV6ツインターボには6速MTが組み合わされ0-100km/h加速5.6秒と、圧倒的な動力性能を誇っている。外観は17インチホイールや大型のフロントバンパーなどの専用パーツが多く採用されています。インテリアでは白の透過照明を用いた赤色メーターに加え、カーボン製のトリム、RECARO製の本革電動スポーツシートなどがこれまた専用で装備されています。
サスペンションキットは今はもうなくなってしまいましたが、5年程前に取り付けたSPORTEC(スポーテック)製のキットです。現在ホイールブランドでSPORT TECHNIC(スポーツテクニック)がありますが、スポーテックとは全く違うブランドです。もともとスポーテックはスイスを拠点にして、現在もまだ存在はしているそうですが日本での展開は無いようです。
サスペンションキットは車両も距離的にもすでに5万キロを少し越え、そろそろ交換かオーバーホールをしないといけない時期に来ています。このショックすぉ調べてみたところ、中身はビルシュタイン製らしい。そこで今回は後者のオーバーホールを選びました。オーバーホールをしてもらう工場は名古屋のエナペタルですが、本当にオーバーホール出来るかどうかは見てもらってからになります。明日には先方の工場へ届くはずなので、その後の結果はまた改めてご報告いたします。
以前からの問題児のAMG E55でエアサスの調整スイッチを押すとその翌日にはフロントの車高が下がってしまうとの事。
しかも車高が下がるだけなら良いのですがそうなると必ずエンジン不調に陥ってしまうのです。最初は車高とエンジン不調とは全く別物だと思っていたのですが、調べてみたところ症状からスロットルボディー(2箇所)の交換で直るのではと思っていました。ところが以前にディーラーに出したところ全く同じ意見でスロットルボディーを交換済みだとか!しかしその後も全く同じ症状が続くのだそうです。症状としてフロントの車高が下がる→メーター内にESP(エレクトロリック スタビリティー プログラム)の警告灯が表示される→エンジンがしゃくってしまうのと、エンジンアイドリング不調。しかもアイドリングは1800〜2200の間でウオーンウオーンと行ったり来たり。
車両にはロワリングロッドを使って車高が落としてある。オーナー氏の意見を尊重するならば、取り合えず純正のロッドに戻して車高を上げて見ましょうかと言うことになりました。
フロントロッドの交換は簡単でものの30分もあれば左右交換が出来てしまいます。
ところがリアのロッドはご覧の通り隙間からチョロッと見えるぐらいなもので、これを交換するには”急がば回れ”で周りの臓物を外して作業をしていった方が帰って早く出来ます。
時間を掛けて臓物を外せばご覧の通りスタビ側のロッドの付け根が見えてきます。これでも隙間はタイトであせらず、時間を掛けて作業を進めて行きます。
ロッドは両サイドが純正の新しく取り付けるもので、真ん中の2本の内右がフロント用でこれが2本で、左がリアのロッドとなりリアはこの一本のみです。
確かに他の車でもロッドで車高を落とした場合、高速では速度を上げることにより更に車高が自動的に落ち、この時車両側に設定された以上に車高が落ちる為、ESPランプが点灯することは良く知られています。しかしこれによって車両にセーブが掛かり調子が悪くなることは聞いたことはありません。しかしESPの故障表示がされた際にエンジン側の制御をしないとも必ず言えません。取りあえずは純正に戻せばESPの警告灯は点灯しないのではないかと思われます。これで直るといいのですが・・・

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また修理中にフロントのブレーキローター全体にクラッグが入っているのを発見。パッドの残りも少ないし同時に両方を交換することになったのですが、僕からのお願いでキャリパーをかさ上げし、ローター径を上げてもらうことになりました。当社でもキャリパー、ローターの交換は良くやってはいますが、この車両に対してのかさ上げは例が無いのでどうしてもやってみたくてN氏に懇願してお願いしました。作ってもらうのに1ヶ月ほど掛かりそうですが楽しみです。お願いし見て良かった。クラッグが入っていて良かった!?渡るに船とはまさにこのことですね
