今日は愛車の足元アルミホイールにゆいて特集させて頂きます。アルミホイールといえば言わば車の無くてはならぬパーツで、そのデザインは愛車の"顔"になるといっても過言では無い、とても大切なパーツであることは間違いありません。そのアルミホイールはデザインも大切ですが、アルミホイールの製造方法は大きく分けて鋳造と鍛造2種類あります。その製造方法は以下の通りです。
鋳造製法
鋳造は鋳型に溶かしたアルミニウム合金などを流し込んで成型するやり方で、ホイールの殆んどの製造方法として、最も多いのがこの鋳造ホイールです。しかし鋳造製法はデザインの自由度も高くコストも比較的安く、大量生産に適する生産方法です。鍛造ホイールと比較した場合、強度や軽量化の性能は劣っています。
その鋳造で作ったホイールの断面は、食べ物に例えると食パンの切り口だと思って下さい。重力で流し込んだアルミの原料には、多くの気泡が混じっています。よって強度を出すためには、それだけ多くのアルミの材料が必要となります。と言うことは車が大きくなり重量が増せば増すほど、それを支えるアルミホイールの重量は重いものとなります
鍛造製法
鍛造製法はアルミホイールを叩き上げて製作する方法で、言わば日本刀をつくりだす方法と同じで、何度も圧力を加え金属の分子をキレイに整列させることによって、粘り強く硬い材質を造り上げます。こうすることで結果的に軽量で、強いホイールがつくれます。ただし、鍛造ホイールを製作するには設備にお金が掛かるのと、手間も掛かるのでコストが高くなるのがネックです。
その鍛造製法で作ったアルミホイールをサクッと二つに切った場合の断面も食べ物に例えるとすると、チーズの断面と言えます。大きいものでは9000tの力で叩き上げられたアルミホイールは、一切の気泡を含まず1cu辺り4t以上圧力を加える事で、限りなく緻密で途切れる事無い鍛流線を作り出します。結果的には金属疲労強度が飛躍的に増し、軽量でしかも強度に優れたホイールが出来ます。
当社にある2つのアルミホール8.5J−19インチの1ピースホイールの重量を測ると、鋳造ホイールは13.5kgであるのに対し、同サイズの鍛造ホイールではわずか8kg

と5kg以上も軽いのが分かります。これをもし自転車に付け漕ぎ出したとしたら、明らかに鍛造の方が漕ぎ出しも軽いのと、乗り心地面でも突き上げ感が少なくなります。またアルミを軽くするとバネ下荷重が軽減され、4本で20kg軽くなると体重60kgの人が、2名乗車していない状態と同様の加速性能を引き出せることが実証されています
また具体的なほかのメリットとしては

一般的な鋳造ホイールとくらべ、インチアップしても重量が増さない。

ホイールのバランスに優れる

突き上げ感の軽減

加速性能の向上

ステアリングが軽くなり、運動性能が増す

ブレーキの効きが向上する

燃費の向上

耐久性と強度のアップ
などなどいいこと一杯です

が気になるのはどうしてもその価格です。
しかしこの頃では特殊な鍛造方法や、製法により価格面においてもかなりコストダウンされたものも多く、選択肢も広いものとなっています

もしアルミホイールを換えようかな?と思っていいる方がいらっしゃったら、鍛造ホイールもぜひ候補としてあげて見てはいかがでしょうか?もちろんその時は当社にて是非お選びくださいねっ
