“章月さん”のブログ「巨へらへら」
http://blog.zaq.ne.jp/herahera/に“福ちゃん”が素人岬で47上を頭に10枚の釣果とあった。これは、素人岬に行かん訳にはイカン
ダムサイトに到着すると、“ささやん”“かっちゃん”“大○さん”の3台が駐車している。中途半端な満水状態でトウフからの竿出しは不可能、であれば、残りの1級ポイントは3人で埋まっているだろう。で、皆さんには悪いが、素人岬に直行。
今日は、ラッキーな事に素人岬は空いていた。一人静かに、えぇー思いさせて貰おうかいな…。4時半、16尺1本半のタナでスタート

1時間エサ打ちするも、反応が今一。そこで、タナ2本に変更。しばらくすると、6時過ぎ、ウキがなじみきった後、1節ツンアタリで41cmをGET
『こいつぁー朝から縁起がえぇーわい
』さらに、1本半〜2本半の間を探りながら、チャンベラ3枚を追加。乗せたアタリは全て1節ツンアタリ。落ち込みのアタリも何回かあったが、その内半分は『あっーあ〜』と手が出ず、残り半分は合わせたものの、乗らず

エサのタッチをヤワネバにし、18号のハリに極力小さく付ける。7時半頃、同じアタリで41cm追加。っていうか、このアタリでしかよう釣らん。
その後、チャンベラ1枚追加。頑張れば、出そうな感じであったが、睡魔には勝てず11時半まで昼寝。さすがに24時間起きてるとキツイね。昼寝の後、カップラーメンを食って、12時過ぎ再開。間が空いてしまったので、普段やらない、ナジミ切りでバンバン餌を打つ。ボール半分程打った後、気配が出て来たので、また、待ちの釣りに変更。結局16時で終了までにチャンベラを3枚追加しただけだった。その間、『どんだけぇー』っていう位のカラツン地獄。ハリスの長さ・段差・エサのタッチ・大きさ…いろいろやってみたが、打開策はとうとう見つからず。
ところで、最初は素人岬で一人悠々やっていたのだが、後から、へら師が一人来られた。前回前々回と対岸の桜木ワンドで竿を出した時、2度共、素人岬で釣りをされてた方だ。今朝も、もしかしたら、空いてないかなぁと思いながら、来たのであった。幸い車も、ヘラ台も置いてなかったので、竿出ししたのだが、へらカバンや竿ケースを雨から守るレインカバーが置いてあった。『もしかして、また戻って来るの

』道路のガードレールからポイントまで、ロープも通してある
。『後で、変なトラブルになったらいややなぁ。』と思い、駐車スペースには、もう1台止められる様に、端っこギリギリに自分の車を止めた。
案の定、朝7時過ぎ“じっ様”が来た。
『まさか
この狭いスペースに入る気か
』悪い予感は的中

“じっ様”は、まるで当然かの如く『ワシあっち側入るから、アンタそこな。』。私は心の中で「オイオイ、挨拶も無しでいきなりアンタ呼ばわりかい

」そう思いながらも、相手はお年寄り、『どうぞ、どうぞ。』。
でも、このスペースにどうやって、釣台セットする気やろ

一度は、諦めかけた“じっ様”だったが
、『そうや
』と呟いて、ウルトラC並みの秘技を出して、釣台をセットした。前足の長さは1m50程はあろうか

一つ間違えば、えらいこっちゃ

『“じっ様”頼むから、はまらんといてや』。“じっ様”は釣りをする為に、一所懸命準備をしている。時折、ああだな・こうだなと独り言を呟きながら…。結構、傾斜のあるこのポイントを、何度も何度も、上ったり下りたり
。『好きなんやなぁー』『“じっ様”ええのん釣ってーや』と思った。
睡魔に襲われ、車での昼寝から戻って来た私は、挨拶がてら“じっ様”に
『ええのん出ましたか
』と声を掛けた。帰って来た返事は
、『アカン
』会話はそれで終わった。心許した俺が甘かった。
前々回から、“じっ様”を観察していると、エサボウル1杯を打ち終わるのが12時頃になる様にし、昼飯はたっぷり60分から90分掛ける。それから、決まった様に15時になると、休憩しに行く。そして、また、釣りを始め、エサが無くなると納竿。片付け終わるのが16時半。3回共このパターン。
私は、今日、19時までには帰宅したいし、ダムサイトで釣りしている“ささやん”とも少し話して帰りたい。“じっ様”が3分の2以上片付け終わった頃、私も片付け始めた。すると“じっ様”が
『何やもう止めるんかい、これからの時合で、へらももじっとるのにもったいないな。今日もナイターしやる思うとった。なんや、つれが出来て、今日と明日はえぇーなぁー思うとったのに、残念やな。』
それから、会話が盛り上がった。
「こんな事なら、もっと早くにおしゃべりしときゃよかった。」。帰り際、“じっ様”が、
『もう、もうろくしとるさかい、気に障る事、言うたり、したり、しとるかも知れんけど、気ぃー悪うせんといてや
』
“じっ様”一枚も二枚も役者が上やね。
“じっ様”もし、いつか姿見かけん様になっても、素人岬に入る度思い出すわ。“じっ様”の事。“翁の釣台”
あっーおもろかった!

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