釣れないと、ネタに困ります

毎回、釣り台こかす分けにもいかんし…
お前わざと、やっとんたんか
なんでやねん
誰が、わざわざ日記書く為に、自分の釣り台、ダムに落とすねん。
お前やったら、やりかねん思うて…
尺半釣った時だけや、ダイバー雇うてハリにヘラ掛けてもろうたんわ…
やっぱり、やっとんたんやな
この際、あらいざらい白状せぇー
ハイッ
ダンナ実は…って、何、言わすねん
山田ダムに到着すると、今日はガラガラ。減水で予想通りの水位なので、予定していた「トウフ」の右に入る。6時過ぎに、第1投。1投目からジャミが寄って来るが、釣りにならないほどではない。打ち続けていけば、その内、深ナジミする時が必ずあり、その時がチャンス。
山田で宙を打つ時は、2本〜2本半のタナを基準にして、落ち込みでサワリがあれば浅く、なければ深くと、全長60cmのウキ1本ずつタナを探り、おおまかなタナが決まれば、15〜30cmの微調整をする様にしている。
今日は、“ささやん”から21尺の3本がいいという事前情報があったので、深めの2本半からスタート。スタートからエサ半分打っても、気配が無い。タナを3本に変更。
気が付けば、時刻はもう8時を回っている。釣り人は私以外に、この場所からは、2番とステージとみかん畑下先端と石碑下にそれぞれ一人ずつ入釣している。なんと贅沢

すると、ダムゲートの上から
「どないですか?」と言う声が、見上げると“山さん”だ。
「お久しぶりです
」と声を掛けるが、何やら思案している様子。
「何処に入るんですか
」「暑いから、対岸1番に行こうか迷って…」
1ヶ月程前に、トウフの上で二人並んで釣った時は、コンクリートがまるで床暖房の様で難儀した。その時に比べると3m減水し、今日はトウフを間に挟んで、左に“山さん”が入られた。今日から、もう9月。湖上を渡る風も、心なしか涼しい。
「今日も、一日楽しくやりましょね
」と“山さん”。私は
「ハイッ
」と頷いた。
約90分の昼寝を挟んで、11時半頃から再開。1本半前後の浅いタナで、頑張っている“山さん”には、1枚来たそうだ。私もそれにならって、タナ浅くしようかとも思ったが、休憩前の3本でスタート。
やや風が出て来て、釣りづらくなって来た。“山さん”は18尺に変更。私は、さらにタナを3本半に深くして対応。すると、変更して数投後に、力強く入るアタリ。長竿で、深いタナから上げて来るのは楽しい。が、上がって来たのはマブ。
しばらくして、“山さん”は休憩に。東からの風は、このポイントでは好条件。しかし、今日は流れがついて、釣りづらい。
『いっその事』と、タナを床に変更。山田では、深いタナや床は、すぐに鯉が来るので敬遠されがち。
でも、今日は違った。床に変更後すぐに、1節のするどいアタリで37cm前後を連荘でGET

これは、すごいと、急いで3投目。また、1節のするどいアタリで乗って来た。3連荘。明らかに、前の2枚よりはデカイ。しかし、2〜3度の締め込みの後、動かなくなった。竿を左右にしたり、緩めたりしたが、変化はない。根がかりだ。あっーガックシ
あきらめて、仕掛けを回収。その時ちょうど、“山さん”が休憩から戻って来た。
続く

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