めざせ！巨ベラ師

　『おっー、やっと消し込みで乗った思うたら、４０もないんか…まぁえぇーか。』
　『おっ、“ささやん”から電話やっ』
　『どないですか』
　『４２頭に４枚です』
　『えーやないですかところで、隣り空いてますか』
　『えっ、空いてますよ…ってどういう事』
　『明日、代休取れたんで、会社の同僚と行きます』
　『ガーン空いてるのは、空いてるけど、この急斜面えらい事言うてもうたなー』

　翌日、“ささやん”と“douryouさん”登場。
　心配してた事が現実となり、釣り座を決めるのに、二人は思案している様子。先に“ささやん”が動いて、“douryouさん”の足場を確保『ここどうよ』“douryouさん”が釣り座を構えると、“ささやん”は私達二人のちょうど中間に、釣り台をセット。急斜面の上り下りで、相当、体力を消耗した様子。『もうちょっと、詳しく説明しといた方がよかったな。』と反省

　二人が格闘している間に、私は一度ＨＩＴ。でも、やりとりの間にバラシてしまったので、二人には黙っていた。二人も私より、小一時間遅れて釣り開始。『三人の内に誰か一人にでも、尺半以上が来たら、いいけどなぁー』と思っていると、いいアタリで私に来たが、４０もない。でも、昨日４枚来たと話していただけに、ちょっとホッとした。

　そうこうする内、昨日と全く同じ時間に、大量のゴミが流れて来た。

　

“ささやん”は車に戻って昼寝。私は、やや平らな所で、岩に背をもたれて休憩。“douryouさん”は、へら師からバスマンに変身。リールを取り出し、真剣にバスを狙っている。


　ゴミが流れ去り、釣り再開。しかし、３人ともさっぱりの状況。私は、自分自身を鼓舞する様に、『昼からですよ』と“ささやん”に言った。実際対岸の５２０ポイントでは、１度竿を曲げてていたし、赤土では、４６５が来たと声が聞こえて来た。

　自然条件は、昨日と同じなのに、一日違えば、大違い。何がダメなんでしょう。ややあきらめムードが漂って来た頃、“douryouさん”に来ました。



　あっー良かった

　しかし、状況は好転せず、１６時半頃、３人共、竿を置きました。

　上に上がって…
　『シーズンオフは、釣りに行くのを止めて、トップシーズンに何度も行ける様、軍資金を貯めますわ』等と話したのでありました。

　いい天気で良かったな

あっーおもろかった！

　久しぶり連休が取れたので、２８〜２９日の２日間、山田に行って来ました。いつもなら、夜勤が終わって深夜に直行するところですが、今回は余裕があったのと、トップシーズンも終わり、ダムサイトの工事も始まったので、きっと釣り人も少ないだろうと、自宅を６時半頃出発。



　ダムサイトに入れない為、ポイントの候補としては、“お助け岬(フェンス下)”“５２０Ｐ(へっこんだ)”“赤土(倉庫下)”等がありましたが、日当たりの良い“お助け岬”を選択。釣り座を構えた頃には、８時半を回っていました。



�@お助け岬(フェンス下)、�Aガタ、�Bオダ岬(炭焼き小屋下)、�C５２０Ｐ(へっこんだ)、�D赤土(倉庫下)



　早速、釣り開始。どん深のポイントを、２１尺３本の宙でスタート。ここも、エサ打ち数投で投餌点には、ハイジャコの群れが集まるが、エサを練りこんでやれば、仕掛けはそこを突破してくれる。３０分程エサ打ちすると、ダムサイト側から、大量のゴミが流れて来た。折込刷りの事だったので、４０分程、携帯でメールやミクシーをしてやり過ごす。ゴミが通過した後は、陽が高くなり光が強くなったせいか、水色が良くなった様に見える。朝晩は少し冷えるが、昼間は上着がいらない位暖かく、風も弱く穏やかで、絶好の釣り日和だ。

　エサ打ち再開後、ヘラと間違う紛らわしいアタリでブルーギルが来た。ブルーギルの下には、ヘラがいる事が多く、歓迎だ。それから３０分程して、５０上のコイが来た。少しタナを浅くした方がいいのかなと思っていると、落ち込みで何かつっかえる感じ。タナを２本半にすると、それが正解だった様で、１１時半頃、３５ｃｍ程の綺麗なヘラ。その後、カラツンが多くなったので、さらにエサを練りこんで小さくすると、同じサイズのヘラが来た。釣れるのは嬉しいが、サイズが…。でも、ヘラは確かにいる。釣れて来たヘラが、ウキが完全に馴染み切った後のアタリだったので、比較的テンポ良く打っていたが、エサ落ちが完全に出るまで待って、エサ打ちのペースをスローダウンさせた。すると、１３時半頃、少し鋭いアタリで４２ｃｍが来た。実物はヘラだったのですが、写真にして見ると、ちょとマブっぽいですかね…



　がっちり、ハリ掛かりしたデカイ顔がゴボッと水面に出て来た時は、嬉しいもんですね。これは、夕方時合(地合)が楽しみだなと思っていると、今度は消し込みアタリ。すかさず合わせたが乗らず。『どういう事よっ』滅多にない、消し込みアタリだが、乗せた事もあまり無い。気を取り直して、再開。３０分程して、また消し込みアタリ。『今度は乗った』ところが、上がって来たのは、４０ｃｍないヤツ。『小さくなって、どうすんだよ、ぬか喜びさせやがって』

　続く…

　次の釣行は、１０月の第４週に予定していたが、“かっちゃん”の５０上ＧＥＴの報を受け、居ても立ってもおられなくなった。嫁さんと『１１月の釣行を１回減らすから…』と取引し、仕事が休みの１５日、急遽、釣りに出かけた。　

　台風がらみの雨で、いったん水位が上昇した山田ダムであったが、この１週間でまた減水。前回、１０月５日時点の水位まではいかないものの、かなりの減水で、釣りの最中も、１日で約３０ｃｍほどの減水だ。

　もう稲刈りのこの時期、田畑灌漑の為の放水は必要ないのだけれど、島削除工事の準備の為の放水の様だ。ポンプで水を汲み上げる『ゴォーゴォー』という音が、釣りをしていない時は耳障りだが、釣りをしている最中は、耳に入って来ない。

　さて、入釣ポイントだが、ラッキーな事に“かっちゃんＰ”/スロープ下岬が空いており、迷わず決めた。ポイント近辺で多少モジリもある。



　６時前、第１投。外気温より水温の方がかなり高い様で、湖面から靄が立ち始め、やがてダム全体が霧で覆われ、ちょっと幻想的な雰囲気になった。山田ダムに来る途中、風吹峠の外気温表示板は１２℃を示していた。



　竿は２１尺、ウキは“山さん作”１.２ｍｍＰＣロングトップ足長かんざしタイプ。最近、この組み合わせが私の定番となった。エサもマッシュ３・藻ベラ２・浅ダナ一本１・水３の組み合わせに固定して来たので、自宅であらかじめ配合して、小分けして持参している。こうする事によって、エサを収納するスペースが半分以下で済む。

　エサ打ち１時間程は、ブルーギルかヘラか区別出来ない様なアタリで、ブルーギルが釣れて来た。さらに１時間、アタリは小さいのだが、それにするどさが加わって、２本ちょいのタナにしっかりなじみ切った後、エサ溶け始めるタイミングであたった。最初に来たのは、３６ｃｍ程。次に３８ｃｍ程、そして４０ｃｍ弱と、１時間程の間に３枚来た。

　去年の今頃の経験から、エサは、オモチの様に弾力があるタッチに練りこんだものを小さく付けて使用した。

　そして、８時半頃、４４ｃｍ。さらに３０分後、４４ｃｍが来た。釣り開始後、３時間で、５枚の釣果は、私にとっては出来すぎだ。



　２枚目が、湖面に顔を出した時には、『これはデカイ！ひょっとしたら、尺半あるかも！』と思ったが、ずんぐりむっくりのヤツで長さが足りなかった。

　この調子なら、ひょっとしたらひょっとするかもと思って、夕方まで頑張ったが、結局、この５枚だけだった。

　次の出撃予定は、２８日(水)・２９日(木)です。
どなたか、ご一緒しませんかー！

　釣友の“かっちゃん”が、１０月１２日、山田ダム・ダムサイトスロープ下で、５０１をＧＥＴしました！





　釣行記は、本来、自分自身が釣行した時に書くものですが、同じ巨ベラＧＥＴをめざして頑張っていた釣友が、念願の５０上をＧＥＴしてくれたので、今回は特別編です。

　去年の春頃から、山田ダムに通い始めた“かっちゃん”。尺半から４８上までは、手にしていたものの、５０上はまだ手の届かない所にありました。それでも、『５０上を捕りたい』という人一倍強い思いが、忙しい仕事の合間を縫って、彼を山田ダムまで足を運ばせました。

　一度、釣座を構えたら、食事以外はその場を離れない熱心さ。反面、ポイントを見切ったら、何度でも場所替えする行動力と足腰の強さは、さすが、元アスリート。

　これからも、活躍してもらって、ページを飾って下さい！


　かっちゃん、おめでとう！

　｢２度ある事は、３度ある。｣を、少々期待して、山田ダムに出撃しましたが、そんなに甘くはなく、きっちりボウズで帰って来ました。

今日のダムサイトは、１１人の入釣者で、各ポイントにまんべんなく散らばり、いい感じだ。１１人の中には、２人の釣友がいた。スロープ下に“福ちゃん”、トウフ下に“かっちゃん”。




　　　　　　左　“かっちゃん”　　右　“福ちゃん”

　私は、島の左側に入り、対岸２番向きに竿を出した。私のいる所からは、２人がよく見え、時々様子を伺っていたが、向こうもこちらを見ている事があり、ドキッ

　１１日前に来た時に比べると、かなり減水。各ポイント共きつい斜面になっており、この時期、ロープは必需品。“福ちゃん”も上り下りに使っていた。久しぶりに会えたので、挨拶しに行こうかと思ったが、あの斜面を見ると足が重たくなった。



　釣りの方はと言えば、ブルーギルが遊んでくれる程度で、ヘラらしいアタリやサワリは見られなかった。気配がないと、眠たくなる。１時間強の昼寝を２度もした。２度目の昼寝から戻って来ると、何やら島の上で、測量が行われている。何の測量か尋ねてみるた。すると、『島を削り取るので、土砂の量を計算する為の測量です。』との事だった。また、『沢から流れて来る水が島にぶつかって、ワンドに土砂が溜まるのを防ぎ、貯水量を増やす為です。計算が終われば、すぐにでも工事にとりかかります。１ヶ月あれば、完了するので、年内には終わっているでしょう。』という事だった。



　工事中は、うるさくて釣りならんやろうし、へらぶなには、どんな影響あるんでしょう

　それと、対岸３番の木の根っこが腐って、土曜の夜に倒れたそうです。



　では、また！