4月23日から25日まで、旭川ダムに遠征に行って来ました。まずは、釣果自慢から。
今回の最長寸475
と、画像を貼ってしまえば、ただそれだけの事なんですが…
去年の秋、ふとしたきっかけで初めて旭川ダムに釣行。その時、釣友の“かっちゃん”に、春のポイントをガイドしてもらった。その中には、“かっちゃん”が521をあげたポイントも含まれていた。
当然の如く私の頭の中は、『来春、オレもここで釣ってやる!』という夢に支配されてしまった。約5ヶ月の冬眠期間を経て、待ちに待ったシーズンの到来。GWの代わりに会社がくれた3連休をこの機会にいただき、いざ出陣。
私の計画を“黒シャさん”に伝えると、氏も乗っていただき現地で合流。50上を釣るなんて、並大抵の事ではないと分かってはいるものの、現場に着くと自ずと期待が膨らむのは、釣り人の性である。
1日目は、“かっちゃん”ポイントに2人で入釣。開始早々、“黒シャツさん”が40上をゲット!これは幸先がいいぞと期待したが、後が続かない。午前中は、沖目にこそ大型のモジリが見られたが、回遊するヘラの姿は見られず、午後からに至っては全く釣れる気配が感じられなかった。
翌日の釣りに備えて、2人共この日はナイターをせずに切り上げた。“黒シャツさん”が入れてくれたコーヒーを飲みながら、ランタンの下でしばしの釣り談義。この時間が結構楽しいものだ。“黒シャツさん”は、この時間を利用して、この日同じく旭川に来ている知人から、他のポイントの釣況を仕入れるが、悪さに変わりない様だった。ダムでは、情報収集も釣りの一部分だ。
翌朝、放射冷却で冷え込んだこの一帯は霧がかかっていた。ゆっくり起きて様子を見に行くと、“黒シャツさん”が黙々と竿を振っている。なんでも、3時過ぎに起きて始めたそうだ。その、なんとかして型物を仕留めてやろうという意欲がひしひしと伝わって来る。
私達のその気持ちとは裏腹に、釣況の方は全くもって好転しない。お天気だけは、絶好の釣り日和なのだが…5月のこどもの日を控えて、町が用意したのであろう鯉幟の吹き流しが列をなして両岸を渡っている。町おこしの一つだろうか?と言えば、『役場の横に道の駅が出来ていて、24時間利用可能なウォシュレット付きの水洗があって、ご自由にお使い下さいと言ってくれた。』と“黒シャツさん”。それは有り難いと、後で行ってみると、小スペースながら、産地直売のコーナーもあり、私は250円の小粒ながら、真っ赤で綺麗な美味しい苺を買った。
この日は、2人で一緒に昼休憩をする事に。スパゲティを作った。レトルトを温めるだけの事だが、野外ではそんな簡単な食事でも楽しい。私はナポリタン、“黒シャツさん”はミートソース。ちなみに、ポイント移動で離れ離れになった、翌日のお昼も私はスパゲティにしたが、ソースだけは、カルボナーラに変更した。粉チーズとタバスコ、アップルジャムとクラッカーも用意して。
昼食を摂りながら、私は“黒シャツさん”に『この3日間とも、ボウズを喰らう様な事になったら、ブログ書きませんから、今回の遠征は無かった事にします。』と冗談めかしながら、半ば本気で言った。それほどの悪い状況をなんとか打開しようと、ポイント移動を念頭において、昼食後、対岸の様子を伺いに言った。すると、この2日間で尺半上を含む4枚の釣果であったが、型に不満なので、ここはこれで切り上げ他の様子を見に行くところだという事だった。まぁー何と贅沢な話なんだろうと、私は思った。
その人達の後に、私が入ったのは、皆さん想像に難くないだろう。夕方前から始めて、ナイターもやったが、何か違う。このままやってたんでは、ここもヤバイ!
その日の夜から、“黒シャツさん”とは別行動、メールのやりとりだけとなった。私は駐車場所を対岸の空スペースに移した。そこは、車5台程が停められるが、すでに3台、巨ベラ界の猛者達がおられた。その中に、人○車の土○さんと、北○さんとこの○泉さんの姿も。
私が、2日間の事をボヤくと、お二人がよいポイントを教えてくださった。そこは急な土手を降りて行く所だったが、ヘラが柳のハタキ場に行くまでの通り道で、テトラが積んでありゴミが貯まっている。短竿で、テトラの際を狙うか、長竿で柳を見通す沖目を狙うかのどちらかで結果を出せるんではないかという話だった。
私は、翌朝を待たずに場所移動。ロープとヘッドライトを頼りに台を据えた。逸る気持ちを抑え、車内で睡眠を取り夜明けを待った。
夜明けとともに、短竿のテトラの際狙いで始めた。10尺でスタートし8尺も試したが、思う様な展開にならない。
次に、19尺を出して沖目を狙う。これが当たった。今日は、待ちの効く重たいネバリのあるエサを、振り切りで振り込みたかったので、“大御所”作のウキを使った。
竿:剛作19尺
糸:3年2組
ハリ:上ダイスケ18号42cm、下同60cm
エサ:マッシュ400cc、尺上150cc、藻ベラ200cc、水500cc
タナ:2〜3本の宙
まるで、今までが嘘の様だ。ウキが魚の気配を確実に伝えて来る。状況に合わせて、エサのタッチ大小、タナを変えながら対応したが、アタリは全て、1節のコンというアタリであった。
手が出なかったり、タイミングが合わなかったりしたのもあったので、上手な人がやってたら、10枚近く出せたのではないか?
とにかく、釣りが楽しい。ワクワクドキドキで、自分の予想通りに展開していった。
“黒シャツさん”も尺半上を含む5枚の釣果を出され、一時はどうなるかと思ったが、結果オーライであった。
あーおもろかった

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