ななな、なんと“ささやん”が、山田ダムサイト(通称トウフ)で49GET!
これは、行かねばならぬ、行かねばならぬ、止めてくれるなおっかさん!
誰も止めへんて
てな分けで、22日23日と山田ダムへ行ってまいりました。
もともといく予定やったやろ!
まあね
いつもなら、風吹を峠越えした後は、根来寺を抜ける農道を通って、途中近畿大学を右に曲がるルートで行き、距離と時間を稼ぐ。だが今日は、タヌキとの遭遇を避ける為、備前の交差点まで直進した。
以前、先輩に、『釣りに行く道中でタヌキを見たらボウズになる。というジンクスがある。』と教えられた。前回の釣行の際、3度も見て、見事ボウズを食らった。
今回は無事ダムサイトに到着。車から降りると、どこからともなくみかんの花の甘い香りが漂って来る。ダムサイトの周りには、みかん畑が点在しており、そのせいだ。ここには、釣りをしに来るのだが、それ以外にも楽しみはある。
その一つに、自然との触れ合いだ。ウグイスの声、満天の星空に一筋の流れ星、沿道の果樹園を彩る桃の花、湖面に映る新緑と青空と白い雲のコントラスト…挙げれば限がないが、中でも、このみかんの花の甘い香りを嗅ぐと、『山田に来たっー!』っていう感じがするのだ。きっとそれは、初夏の到来を感じ、同時に山田の釣りシーズン本番突入近しの興奮を覚えるからだろう。
トウフ右には、すでに“黒シャツさん”の釣り台があった。それは、来る前から分かっていた事だった。トウフには左右にそれぞれ釣り座を構える事が出来るが、2人共入釣すると、どちらかが潰れる可能性が高い。
それが分かっていたので、当初は、他のポイントに入るつもりだった。ダムサイトには、他にもスロープ・ステージ・マンホール等50上実績ポイントがある。が、“黒シャツさん”と並んで楽しく釣りする事を選んだ。あわよくば、2人共に巨ベラGET…
手前ステージ、奥トウフ
車から道具を下し準備していると、見覚えのある車が通った。“源氏平家さん”だ。
トウフはもう空いてないで…
んなっトウフなんか釣れるかいな!まだ早いわっ!あんなたまたまやで!
おっー、それ本人にゆうといたるわっ!
氏にも情報は入っている様だったが、ポイントの候補としては眼中になさそうで、速攻マンホールに陣取られた。
えー情報が入ったら、すぐこうやってハイエナみたいに飛んで来るやろ!
あんたも来とるがな!
確かに、人の戦果に乗じて自分もおいしい思いをしようというその姿を、ライオンの食べ残しを漁るハイエナに例えるのは、言い得て妙だ。“源氏平家さん”の毒舌、冴え渡る。
ハイエナ2人
とそこへ、ライオンの再登場。会社で代休を取った“ささやん”がのっそのっそと現れた。どうも、49・1枚では王将のお腹は満たされない様だ。さすがに、一人でギョウザ3人前注文する人は違う!
おう、しょうですか。
“ささやん”はステージ右にと、それぞれに釣り座が決まり釣りスタート。
ギョウザが大好き、大阪の王将
へら釣りにも、巣ごもり・巣離れ・セリ・乗っ込み・盛期・落ちという様な、1年の中での釣期を表す言葉があるが、今はちょうどヘラの産卵行動が落ち着き、ヘラが体力を回復させている、盛期に入る前の一服状態と言われている。
この時期、なかなかヘラが口を使わないというか、活性が低いが、ひとたび来るとデカイという魅力がある。
私が入ったトウフ左は、真正面を向くとウキの立つ位置が山影からはずれ、さざ波が立つと光の乱反射で見えなくなる。そこで“ささやん”のアドバイスを聞いて、18尺を出していた“黒シャツさん”に一言ことわりを入れて、15度程右を向き19尺を出した。
15度って、分度器で計ったんか?
そんなもん、中学校以来使うてへんわ!短いコンパスやったら、股の下に持ってるけど…
この角度だと、ちょうど山影にウキが立つ。今日は、章月ウキをデビューさせる予定やったけど、よく見える千曲の細身の足長ロングパイプトップウキを使う事にした。
最初に使ったエサは、マッシュ400cc、尺上150cc、藻ベラ200cc、水500cc。このエサと前述のウキの組み合わせだと、振り込みの下手な私でも、長竿の浅いタナでも割とコントロールが効く。できるだけ、エサの着水音が小さくなる様に注意して振り込む。
エサ打ちから、1時間2時間と経過して行くが、ウキに際だった変化は無い。僅かなサワリがあるが、ジャミの仕業の様だ。3時間経過して、ジャミの気配がなくなったと同時に、ごくごく小さなフキが見られる様になった。ブルーギルでもフキを出すので、あまり期待出来ないが、サワリもちょっと感じが違って来た。
ボソッ気の残るエサからスタートして、ウキの反応を見ながら、練りと手水でタッチを変えて行く。20回練り⇒30回練りと手水4回⇒50回練りと手水6回等と。それが反応が悪くなれば、基エサに戻すので、作ったエサは3等分にして使う。一つを使い切るのに30分程使うだろうか?
午前中で、平均2回のエサ作りをするが、今日はスタートが早かったので、3回目を作った。ちょうどその頃、“ささやん”と“源氏平家さん”がトウフの様子を見に来られた。
“ささやん”が言う『あの小さなフキヘラかもしれんよ!』。2人、話をしながらも、ウキを注視していると、これまでと違った明らかなそれと分かる、ヘラのサワリが出た。チャンスは間近だ。『私が戻ってから、10分後に、来ますからね!』と言い残して、“ささやん”は自分の釣り座に戻られた。
この後ショックな出来事が
そして予告通り、私のちょっと気が抜けたその瞬間に、まるでそれを見透かしたごとく、3節消し込むアタリ。もちろん直ぐに合わせを入れた。決して遅かった分けではないが、カラツンに終わった。タイミングは合っていたと思うが、自分のちょっと気が緩んだ瞬間に来たというのが許せないのだ。
この2日間の全てが、この一瞬にあった。 何回、こんな悔しい思いをすれば、身に染みるのか?自分自身が情けない。自分に足らないもの、辛抱強さと集中力。“巨ベラ師”をめざすには致命的だ。
“ささやん”との決定的な差、1日1回のチャンスをものに出来るか出来ないか…。“ささやん”はこの日も夕方の時合いに見事尺半をGET!まざまざとその実力の差を見せつけられた。
“黒シャツさん”は、このままプチナイターに突入するというので、一足先に竿を置いた私は、氏の釣りをしばし見学。見学している間に、見事なアタリが2度あったが、カラツンに終わってしまった。何故?今のが乗らない!この時期の釣りは難しい。
日帰りの”ささやん”に挨拶に行くと、先日、上津ダムで527を出された“N原さん(若旦那)”が愛宕橋での釣りを終えて、来られていた。氏のシェード(日除け簡易テント)を見せてもらった。ホームセンターで見かけるものより、少し小さめでちょうどいいサイズだったので、どこの製品かと尋ねると、市販の大きいサイズの物を加工して、このサイズにしたとの事。カバーも自作されており、『この手があったか!』と目から鱗。
N原氏の上津ダムの527
2日目の帰り際に、“奈良のN井さん(総一郎)”と“阪南の釣り人さん(ご隠居)”にお会いし、お二方ともこのブログを見ていただけているという事で、話がはずみました。またお会いしましたら、よろしくお願いします。
また、“ビッグホーンさん”にもお会いし、山田ダムの“へら釣り”の沿革について、今まで聞いていた以上の詳しい話が聞けて、有意義でした。
最後に、私のオナラの連発にもめげずに、2日間お付き合いいただいた『永遠のライバル』“黒シャツさん”ありがとうございました。
また来たらえーやん
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