N井さんこんにちは!
コメント欄には、長すぎて入りきれなかったので

こちらにアップしました。
通常、他ダムで釣り禁止の案内板が出る場合は、ダム全体での釣りが禁止されているのではなく、ダムゲートを基点として半径数百メートルのダムサイト付近の区域に関し、安全上の観点から、ダムの管理者(国土交通省?)が、禁止しています。また、その多くは発電を主目的とした多目的ダムに見られると言っていいでしょう。
山田ダムは、農業灌漑水利を主目的としたダムで、発電設備はありません。安全上の観点から、ダムサイト付 近に立ち入りを禁止される根拠はなさそうです。現実、ダム管理の関係者とダムサイト内で遭遇した事は何度もありますが、「ここは立ち入り禁止だ」と指摘・注意された事は一度もありません。
次に土地改良区に関してですが、土地改良法に基づき、各地に土地改良区というのが存在し、和歌山には、それらが集合したものとして、水土里ネット和歌山という組織があります。
思いっきり、簡素化して言うなら、より円滑な農業を実践をする為に、それを取り巻く、土地・水等の問題を解決・管理・開発するところと思ったら良いでしょうか。その対象物の一つとして、山田ダムがあるのです。
では、何故あの様な看板が出るのか、強制力はあるのか、釣り人はどうしたらいいのか、私はどう思うか…
一言で言ってしまうなら、釣り人のマナーの問題に尽きると言っていいでしょう。
過去のトラブルを、いくつか挙げると
1、農地への立ち入り・作物の被害。
2、駐車問題
@ 農業者の作業出入り口を塞ぐ。
A 駐車により、進路が狭くなり通行に危険だと、ゴルフ場・ゴルフ場利用者からの苦情。
B 騒音 近隣住民から、深夜の騒ぐ声がうるさい。
C ダム設備 ゴミ除けフロートのロープを勝手に固定し、元にも戻さない。
D ゴミ 農地・側溝・路上へのポイ捨て
これら、すべて釣り人側の責任です。この様な問題が起こる毎に、釣り人の有志(地元の顔役さん?)と苦情を言われた人達の間で、話し合いがもたれて来たのです。
さて、例の看板ですが、先に挙げた様な迷惑を被った、農業従事者の方から回りまわって、和歌山水土里ネットの方に行ったのだと思います。
では、現状はどうなのか?ほぼ毎日、誰かが釣りをしています。私も含めて。「ここで、釣りしたらあかんで」と言われる事もなく。
ただ、それは認めていただいているという状態ではなく、お目こぼし、いただいている状態と言っていいでしょう。
あの看板に強制力があるか、どうかは別にして、看板に、「釣り人よ、あんたらのやる事で、うちら、えらい迷惑してまんねんで」と言われているのです。
ほんとに、「2度とここで釣りをするな!」と言われる前に、私達釣り人側が、マナーを向上させる必要があるのです。
「釣りをさせてもらっている」その気持ちを持てば、出来るはずです。
最後、私はどう思うのか?
私は、ホームページやブログを通じて、山田ダムの情報を発信しています。
マイナーなサイトではありますが、このサイトを見て、山田に行ってみようと思った方も少なからずいらっしゃると思います。
物理的に駐車スペースが限られているフィールドで、しかも、過去に釣り禁止に何度もなりかけているフィールドへ、釣り人を誘引する原因になるかもしれない、情報発信をこのまま続けていてもよいものか、完全に私的なブログはともかく、ホームページの方は閉鎖した方がいいのではないかと、真剣に考えました。今でもそうですが…
どれ程のお役に立つか分かりませんが、こういった、情報も発信する事により、存在意義は多少はあるかと、続けています。
N井さんが、お尋ねになりたかった事に対して、直接返答しなかったかもしれませんが、よい機会をいただきましたので、私の意見を述べてみました。

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