じゃーん!2ヶ月半振り、
やっと今年2枚目の尺半GET!470
釣行前々日に“ビックホーンさん”から釣果メールが届いた。その返信で、『ジャミはキツイですか?対応策は、やっぱりシズの乗るウキに短ハリスですか?』と質問したところ、『エサの工夫でなじます事を考えた方がいい、たしかにオモリ負荷の大きいウキを使えば、なじむかもしれないが、早いなじみスピードではアタリが出にくいと思う。』という答えが返って来た。
なるほどな、ウキをなじます事ばかりにとらわれて、いかにしてヘラに口を使わすかという視点に欠けていたな…。そう言えば、例年この時期『なじむまで打ち返す』とか、『ヘラが寄ってくればなじむ』とか言ってたなー。それにジャミがキツイとは言え、振り込むエサを追いかけて行き、水面がジャミで真っ黒になる様なあの盛夏の厳しさじゃないもんな…。
今回は、例年この時期やっている様に、軽いウキ・長いハリス・広い段差でやってみよう。全体的に軽い仕掛けで、長ハリスやロングトップウキのストロークを活かしてゆっくり、そして上下ハリスの大きい段差でなじみの時間差を作って、チャレンジしてみよう。
エサの工夫か…。これまでは、3つのブレンドパターン
@マッシュ3・藻ベラ2・浅ダナ1本1・水3
Aマッシュ400・尺上150・藻ベラ200・水500
Bマッシュ600・わたグル120・水600
でやって来たが、もう一つ考えてみようかな…
そんな事を考えながら、山田ダムへやって来た。
今日は忘れ物はないの?
ないよっ!
ごうかーく
うるせー
3時過ぎにダムサイトに到着。この時点ですでに、泊り組の車が5台も停まっている。釣れてるって事やね。当然のごとく1級ポイントには、すでに釣り台が据えられている。
『ふーん、どうしたもんか?山田橋の橋脚にでも行ってみるか?いやいや、もうちょっと時間かけてよく見てみよう。対岸は1〜3番まで空いているけど、中途半端な水位で釣り台が置きにくそう。みかん畑はがら空きやけど、もじりがいまいちやね。フェンス前は、いいもじりがあるな。ここはステージ寄りとマンホール前とその中間と3ヶ所ポイントがあるが、ステージ寄りはすでに釣り台がある。残りの2つは、うっわー草ボウボウや、しゃあないなー…。』
てな訳で、朝の4時から、時給0円で草刈1時間。『あーしんど…』
団地の草刈でも、お茶ぐらいくれるのにー
物もらわな、動かんのかお前は!
夢があれば動きます
釣りの準備が整ったのは、5時半頃だったでしょうか、誰かが後から声を掛けて来ます。振り向くと“章月さん”でした。フェンス前の釣り台は、氏の物でした。期せずして、並んで釣る事になりましたが、過去こういう時に2人共釣れる事がありました。いい予感がします。

手前が“章月さん”奥が私
ネットオークションで手に入れた万力と、私が3年前にヨンパチを釣った時に“ビッグホーンさん”がお祝いに下さった18尺で気分良くスタート。
50上釣ったら何くれるやろ…
こらっー!
釣れへんから心配せんでえーよ
道糸2.5号、ハリス1号上30cm下60cm、ハリ上ダイスケ16号下同18号、連結クッションゴム。
エサ:マッシュ2、水2、赤へら1。
タナ:1本半強(なじみの2本)。
“章月さん”も準備を整えスタートすると、さほど時間を要しない内に、へらの気配を感じる展開に持ち込まれ、ウキの近くで泡付けが出だすと、ステージで竿を出されていた“K本さん”と“N川さん”からも『時間の問題やな!』と声が掛かる。
しばしの沈黙の後、バシッという合わせの音に横を向くと、“章月さん”の19尺が大きく弧を描いていた。『来たで、尺半ギリギリやな…』
早速、現認に向かう。453、おめでとうございます!ご本人曰く『ダムを453ヨゴサン』だそうだ。さすがへらブロガー(巨へらへら
http://blog.zaq.ne.jp/herahera/)。
デジカメに収めて釣り座に戻る。こちらも気配が出て来た。元気なブルーギルは、らしきアタリを出してくれる。怪しいアタリには全てに、手を出して行った。よく言えば積極的、が、一つ間違えば、スレをかき一巻の終わり。そうでなくても、不必要なアワセは、フィシングプレッシャーとなる。普通は、仕掛けを回収するだけの時でさえ、静かにするものだ。分かっていながらの行為、それだけ今日は気合いが入っている。
『よう合わせてるなー』と声が掛かる。
本当は何が言いたいか、分からない訳ではないが、『アワセの練習です』と照れ隠しすると、『本番に備えてやな』と返して来られた。
実際、小さいブルーギルの小さな口に、大きな18号をきれいにハリ掛かりさせれたという事は、合わせのタイミングとしてはグッドという事だ。
“章月さん”が尺半を上げてから約30分後、左手でモジリ、そしてウキ近くで泡付け。ここからは、慎重に。完全にエサ溶けするまで、仕掛けは回収しない。確実なアタリ以外は手を出さない。仕掛けを一直線に振り切りで振り込みながらも、着水音は出来るだけ小さく。
これが、今日最初で最後のチャンスかもしれない。失敗は充分にした。今日こそ仕留めなければ…
そして、本物のアタリ。合わせた、乗った!重量感のある引き、を楽しむ余裕は全くなかった。両手で竿を持ち耐える。ハリは、がっちり掛かっている。まともにやりとり出来れば、問題はない。しかし少しでも気を緩めれば、やらかしてしまう。
いくらかは、経験値をつんで来たが、このドキドキ感はたまらない。やっと玉網に収まったが、まだ気を許すのは早い。ハリを慎重にはずして、安全な場所まで運ぶ。
『あーうれしいー、2ヶ月半振りの尺半やー!』
『えー型やなー!』一番の褒め言葉をもらえて、さらにうれしい。検寸するとジャスト470。
この後は、翌日の午前中までやったんやろ!
言わぬが花
あーおもろかった!

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