
9月13日山田ダム、462
ふぅっー、約1ヶ月ぶりの尺半GET!長かったー…今年5枚目。
ちょと魚が赤いんですけど…
申し訳ありません。
尺半釣ったのはいいけれど、近くに誰もいません。検寸台の写真だけでも構わないのですが、ブログ用に手持ちが欲しいところです。
『セルフで撮るか…にしても、その間、魚を活かしとかないとな!』こんな時の為に用意しておいた、60cm四方の洗濯物用のメッシュの袋。これに入れとけば、魚が傷つかないと他所のへらぶなのHPで見たのですが、実際使うのは今日が初めて。
『これで良し、写すのは休憩に行く前でいいかな…』
『さあ、そろそろ撮ろうか…セルフってどうやるんやろ?取説、取説…車の中にあったな…ふむふむ、よし、30秒後で5枚連写と…』
『さて、魚はと、あっ!血がにじんでる。ごめんよ!もうこんな事は2度としないから勘弁してくれ!』
撮影後、魚は元気に泳いで行ったが、一度反転して岸の方に戻って来た。そして、恨めしそうに私を睨みつけると、尾びれを大きく左右に揺すって遠ざかって行った。
2度とこんな可哀想な事しなさんなや!
ハイッ!
それにしても、アンタいつも同じ服やね!これしか持ってないの?
そんな事ないけどね、2日目以降はちゃんと着替えて違う服着てるよ!でもね、この服着てると尺半が釣れるんよ!
勝負服を身にまとい、今日こそ尺半GETと意気込んで、山田ダムに到着したのは、午前4時半。さて、どのポイントに入るか?どこも、がら空き慌てる事はない。じっくりポイントを見て回ったが、結局、前回と同じ倉庫前赤土岩場になった。

何故なら本湖側でも、国木原ワンド側でもほぼ同じ場所で時折モジリがあり、ワンド内には小さなフキがあちらこちらに出ていたからだ。当初、その小さなフキはブルーギルのものではないかと疑ってかかっていた。実際、夜が明けてから湖面をよく見ると、ブルーギルが左右に横切ったり、浮き上がって来たり潜ったりしていた。しかし、どうもブルーギルのフキだけではなさそうだ。粒の大きいかたまりで上がって来るものもあれば、ポツ、ポツと一つ二つ上がって来るものもある。
モジリもヘラだけでなく、コイのもある様だし、バスのボイルやベイトを追いかける光景も見える。なにせ、この場所が一番生命感に溢れている。決定的だったのは、1回だけだったが、表層を泳ぐヘラを発見した事だ。
タナは浅いのか?小さいフキの出ている場所からして、18尺で充分だ。1本半のタナでスタートする事にした。仕掛けは、上バリ16号・ハリス1号30cm、下バリ18号・ハリス1号60cm。連結はクッションゴム付サルカン(海用のミニヨリトリ)。ウキは全長70cmPCロングトップ足長タイプ、シズも食うし、エサも乗るタイプ。エサは、フレークマッシュ400cc粉末マッシュ80cc水400cc。
用意が出来て釣りをスタートした時は、もう8時を回っていた。早朝時合いは逃した格好だが、焦りはない。明日も出来るからか、気持ちに余裕がある。
打ち始めは、上下同じタッチのエサ(ほぼ基エサ)を、ウキがなじみ切った後、戻そうするタイミングで、切って行く。釣人がしょっちゅう入っているポイントではないので、まず寄せたい。エサボウル3分の1程打つと、ウキが戻そうとするタイミングが少し早くなって来た。
適度な数のジャミがエサを突いているのか?バラケが促進され、イメージとしては、手前の下方向にエサの粒子が落ちて行く感じがする。
ここで、タナをウキ1本分深くし、上バリはカタボソをしっかり付け、下バリは軽く練って手水で柔らかくしたものを付けた。エサ切りのタイミングも少しだけ待って(下のエサは残っているが、上のエサはないだろうのイメージ)回収し、エサ打ちを繰り返す。
しばらくすると、それまでは、一気になじみ切っていたウキのトップが、じわりじわりと、ゆっくりなじみ、トップの戻しもゆっくりとなる。そして、たまにナジミ途中でつっかえたり、ウキの戻しが早くなったりする。
さらに変化をつける。上バリ用のエサはラフ付けし、下バリにはヤワネバのエサを一度丸く成形した後、軽く水に濡らした指で触っておき(これを先のエサ打ちの間にやっておき水分を浸透させる)ハリにつける時に細長い俵型にする。
そろそろ来るぞ…、そう思っているとやっぱり、全10節のウキが3節残しでなじみ切ると、一呼吸おいてドスン!やった乗った!すごい強い引き。止まって止まって!2回の締め込みをかわして3回目、うーんハリス切れ。『コイやと思うけどなー…』仕掛けを回収すると、切れていたのは、上バリだった。『なんでやねーん…』。
『あーあ、最初っからやり直しや…』約1時間後、時刻は11時50分。またさっきと同じ状況に持ち込んだ。『今度こそ頼むで…』『よっしゃ、来た!乗った!うーん強烈な引き!止まって止まってー!止まったー!いっただきー!』
その後、夕方まで頑張ったが、カラツン2回だけ。なんか急に警戒心が強くなったので、待ちの釣りに変更し、エサ落ち目盛が出る直前の小さいアタリを狙ったが無理だった。
ナイターの準備だけしておいて、夕食。そしていつもの“刑事コロンボ”のDVDを見てから、エンジンを切って寝た。
予定では、2時に起きて、早朝時合いにターゲットをおいてナイターをするつもりだったが、“バリバリ族”のバイクの爆音で23時半に起こされた。『2時間しか寝てないやんかー…』予定より早いが、身支度を整え『この服でも釣れるかなー?』、コーヒーをポットに用意し、釣り場に下りて行った。
ナイターは気配が薄かった。1時になってやっといなくなった“バリバリ族”辺りに静寂が戻って来た。聞こえるのは虫の声だけ、涼しくて気持ちいい。『バリバリは、仕事と恋愛だけにしとけよ…』
夜が明け、陽が昇る。ポットのホットコーヒーは無くなったがもういらない。これからは、クーラーBOXの中の冷たい飲み物の出番だ。パラソルで陽を遮っても、湖面からの照り返しがキツイ。陽が高く昇ってしまったお昼にも負けない位暑い。『今日は、もう9月14日、“セプテンバー”でっせ!』
もう、7時間もエサ打ちしてるのに…そろそろ釣れてもいい頃じゃない。気配は出て来た。昨日に比べると、5〜10cmほど減水した。釣り台を前に出すのは、ちょっと無理だったので、竿を19尺にした。
8時半頃、ついに報われる時が来た。昨日と同じ様な展開になって、強烈なアタリ。反射的に合わせの腕が前に伸びる。『うっー、引きも強いが重たーい!』顔を出したヘラブナは『デカイ!やっちゃたかなボク?』次の瞬間『デカイけど短い…』

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『体高だけは50上やけどなー!』
昼前まで頑張ったが、もう気力が持たない。寝てないから、眠たくなったら、いつでも車停められる様に、一般道で帰ろうっと!
『あー今回は、久し振りにまともな釣りが出来てうれしい!』
あー、おもろかった!

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