先週の2014年初釣は、アタリボウズに終わり、見事に撃沈して参りました。
なので、以下つまらない日記となります。
なんだか、年を重ねる毎に一年経つのが速く感じられる様になりました。なかでも3月は、あっと言う間に過ぎてしまう様な気がします。大好きな3月という月、釣果に恵まれた事は、ほとんどありませんが、良い思い出をしっかり残しておきたいと思う今日この頃です。
例年に比べると、今年は寒さが厳しかった様に感じますが、さすがに3月の声を聞くと、それも緩んで来た様です。天気予報を見ていると、自分の連休の日は、特に天気も良さそうです。『そろそろ、出掛けてみようかな…?』
約3ヶ月、釣りから遠ざかっていると、『別に釣りしなくてもいいかな…』と思う程でしたが、重い腰を上げ出掛けました。向かった先は、“高山ダム”ほぼ1年振りです。
名阪国道を治田の出口で下りて、釣り場へまっしぐら、7時40分頃到着。まずは、“工場下”のポイントの様子を、橋の上から伺う。へらぶなの気配は無く、しらーっとしているが、最近になって組まれた思われる竹枠が、主だったポイントに配置されている。
続いて少し下流に向かい“茶畑”横の“土管”のポイントを見てみる。ここはバックウォーターの入り口にあたり、3ヶ所のインレットもある為、いかにもという感じだが、ここもヘラが入ってる様子はなかった。
まだ、ちょっと早いのかな?中流の様子を見に行った方がいのか…?とりあえず、ホットな情報を仕入れる為、“ライオン親分”こと“法師様”に連絡を取ってみる。すると、“工場下”対岸の“竹藪下”のポイントで、アイベラながら実績があり、上って行く魚の姿も確認されているとの事、また『“ボート降ろし場”はもう見て来たかい?あそこは、お彼岸までの実績ポイントだよ!』との事だった。
『うーん、“五月橋”で高速を出て、中流の様子を見ながら上がって来る方が良かったかな、失敗したな?』少し後悔しながら、“竹藪下”のポイントにやって来た。さすがに、雰囲気の良いところだが、ここもヘラブナの気配が無い。
『今から、中流域を見に行くのも、めんどくさいなー…、今回は車中泊と鍋とDVD見るのがメインやし…』なんちゃって。
そんな心掛けでは釣れる訳ないわなぁー!
3ヶ月休んでいる間に、すっかりふぬけになってしまったみたいやなぁー!
ハイ、否定は致しません。
ともかく、ここに釣り座を構える事にして、春の光に包まれながら、支度を始めました。前方を水鳥が横切り、頭上ではウグイスが鳴きます。晴天に恵まれて、草木の緑が映えますが、沖に根本を水没させた沢山の広葉樹は、まだ緑が無くまるで枯れ木の様です。そこだけ見ていると、まだ冬です。モノクロにしたら、ハリーポッターの世界です。
釣りの準備は整いました。床計りもシズ調整も終わって、釣れないエサも作りました。さあ、後は打ち込むだけですが、やる気が起きません。よし、ちょっと早いが昼飯にしよう。ついでにお昼のパンを頬張りながら、夕食の“トマト鍋”を作ってしまいます。これで夜は、この鍋を温め直すだけでOKです。

釣り座に戻ります。ここは背後にある竹藪の所為で、一日中日陰です。ウキが立つ辺りは陽が射していますが、釣り座は陽が当たりません。対岸の“工場下”の釣り人が羨ましいです。そこそこ風が吹き、ぶつかり合う竹がカタカタと音を立てていますが、うまい具合に風が遮断され水面は穏やかです。
8尺で、約1本で底が取れるポイントを10〜15cm程底を切って(本人がそう思っているだけですが)、ややゆっくりしたペースでエサを打って行きます。モジリはなく、回遊する魚がボサを揺らす訳でもありません。ただ、もくもくと同じペースで、エサを打ち返すだけです。いつか、ウキがそれまでとは違うシグナルを送ってくれる事を期待して。
時折、木の実の様な物が頭上から落ちて来て、水面に波紋を描きます。最初、おっ!魚か?と思ったものですが、その原因が分かり慣れて来ると『フン、またか…』と思う様になりました。
それは、エサ打ちがほとんど惰性になりかけて来た時でした。公民館から5時を知らせるメロディが流れ、夕暮れに向かおうとしている時、少し沖めで“もじり”。続けて2回。今日初めての生命反応です。
今度は、少し岸寄りです。そしてさらに近づきます。一気に“本気モード”に突入です。が、それは僅か約30分の事。それを過ぎると、また気配は完全になくなりました。『何処にいったんや!』『10尺の方が良かったかなぁー…?』
9時までナイターをしました。10時半位から気配が出て来ると、釣友達は言うのですが、そこまで気力が持ちませんでした。ほんと、なまってしまいました。
車に戻り、昼間に作っておいたトマト鍋を温め直し、“刑事コロンボ”を見ながら食します。うん、なんか楽しいです。アルコール度数の低い缶チュウーハイ1本で仕上げます。“やっさん”を天国に送るにはこれで充分です。朝まで爆睡
翌朝、状況が好転している事を期待してポイントへ下りて行くが相変わらずだ。竿を出す気にはなれません。いったん車に戻り朝ごはん。
また食べるんかーい!
食べますよぉー
そして“刑事コロンボ”2本目
また見るんかーい!
エンジンかかるのに時間かかるうえに、かかってもアイドリング長すぎです。そろそろ始めますか…。竿を10尺に変更。私の下手に、ダム師がお一人。昨日から、ほぼ同じ時刻から始められている。昨晩は12時近くまで、頑張れたそうだ。いつもなら、10時過ぎると気配が出て来るそうだが、昨日は11時半頃から“もじり”始め、サワリもあったみたいだが、睡魔には勝てなかったらしい。
そんなに沢山会話をした訳ではないが、そこは同好の士、通じるものがあります。『いつかどこかで、またお会いしましょう!』と互いに声掛けあいました。
2日目の釣りの方は、午前と午後にそれぞれ2時間程やっただけ。釣りに来てこんなに釣りしないのも、初めてです。しかし、思い出だけは残せたし、少し気力も戻って来て、これでまた、仕事と家庭と遊びと、よいリズムで生活出来そうです。
また来たらえーやん!

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