
誰にも見られてないと思ったのに、それはしっかりと目撃されていた。
世間の皆様が、GWで遊んでいる時、私は仕事で忙しい。そう言う訳で、一足お先に、3連休をいただき釣行して来ました。
さて、この連休何処に出掛けるか?それが問題だ!釣行先の一番の希望は、岡山県の旭川ダムだ。


4月20日 旭川ダム 山岸 氏 455
ちょっと、釣りすぎちゃうーん!
去年の秋の事だった。遠征先の旭川から帰って来ると、私はいきなり漁業交渉のテーブルに着かされた。相手は、我が家の財務大臣。『旭川遠征、行ってもいいけど、行くんだったら、山田釣行5回禁止!』稼ぎの少ない私は、やむなく受諾した。
最近、旭川に釣行した黒シャツさんによれば、『地合いは一旦終わった』との事だった。山田釣行を5回犠牲にしてまで行く価値はなさそうだ。
『じゃあ山田だな』そう思っている所へ、ささやんから『法師様50上GET!』の報。と同時に、『その後は、時合い落ち』との事。“まんたろうさん”の掲示板を見ていると、奥広田は、すでにいっぱいな感じがしたので、紀ノ国ワンドに直行する事にした。


4月21日 山田ダム 八木 氏 505
おめでとうございます!
お目当ての、土管のポイントは先行者がいらしたので、その先のガードレール下のPに入る事にした。約1時間かけて草刈りをし、釣り座を作った。
底まで1本のところを、床を切って釣り初めた。竿は10尺。午前中、1回カラツン。午後からは、いいアタリで乗って来たが、マブとコイだった。
その夜、“ささやん”と“法師様”と合流。“ささやん”が第199回「塩ちゃんこ鍋パーティー」を開いてくださり、国賓級?の“お・も・て・な・し”を受けた。“法師様”の50上UPの話等、釣り談義で盛り上がった。パーティーの後、顔に似合わず(あくまで本人談)きれい好き(女性の事ではありません)の“ささやん”が調理器具をピカピカに磨き上げた後、「エアフォースワン」じゃなかった、「ステップワゴン」に乗って帰るのを見送った。
翌朝、夜明けと共に起きると、昨夜の内に移動した“土管P”に向かった。ここは上手から、岩場、土管、石垣と3ヶ所あるが、石垣の方に入った。魚っ気が少なかったので、岩場からミオ筋狙いがいいのでは?という意見もあったが、肝心なゴミ除けが短いのしか用意出来なかったので、短竿で狙える石垣の方にした。
ここは回遊してくるヘラの関所になるが、そのヘラをさらに足止めさせる為、枠の前方と右手に笹の枝を取り付けた(もっと、量を増やした方が良かったかもしれない)。

事件は、この準備中に起きた。組み立て前の釣台が、ゴロゴロと坂を下り水の中へ。がどうにか、見える深さの所で止まっている。意を決して、パンツ一丁になり水に浸かる。誰も見てないやろな…。見事、回収に成功。誰にも気づかれていない。あっ!お前がいたか!
1日を通して、4回のアタリ(その内2回は消し込み)があったが、のらなかった。どうもヘラではなかったらしい。
その日、昼食の準備をしていると、同じ駐車スペースに車を停めていた“八尾の匠”が釣りをあきらめて戻って来られた。『今回は、タイミングが悪かったな…けど、ちょっと自慢させて!』と。ご自身で作成された竹竿と浮子を、披露していただいた。どれも見事な出来栄えで、外見だけでなく、手に持った調子も良く、実績も多く上げられているという事だった。


どやさ!
さて3日目、どうするか?とりあえず、エリアの状況を見て回る。野田原・奥広田、どこも魚っ気が少ない。どうせボウズで終わるなら、気持ち良く釣りしたいなぁー…。ロケーションが良くて、深場がいいな…。という事で新広田橋の下に入る事に。ここは、ヘラの通り道であり、関所でもある。実際、お昼に橋の上から、その下にヘラ玉があるのを確認した。
準備が終わり、釣り始めると、“山さん”がやって来た。『この時期、この水位なら、右方向がいいのでは?』。準備中に、その方向でモジリを見ていたので、気にはなってはいた。『自分は釣った事がある。』その大物(体がじゃないですよ)の言葉に刺激され、“やっさん”は右傾化した。
光と波でウキが見えにくい中、3節落とすアタリにすかさず合わせたが乗らなかった。今、確かにあたったよな…なんとも頼りない話である。午前中、右方向(ワンド向き)で頑張ったが、結果が出ず、午後からは、政権交代いや、釣り座の向きを左(岩場のヘチ狙い)に変更した。落ち込みでアタリがあり、手を出したが乗らなかった。方向を変えても、国民いやヘラちゃんの支持は得られなかった。
得られるのは、カミさんの指示(変換ミスではない)
だけやろ!
帰り支度を終え、ダムサイトに寄ると、“山さん”の姿はもうなかった。電話してみると『やっぱり、キビシィーなぁー!アタリが見られただけ、ましですよ!』
そして、私達2人は共同声明を発表した。
また来たらえーやん!

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