今年は調子よろしおます

6月13日 山田ダム 458
6月12・13日、山田ダムに釣行し、458以下2枚の釣果でした。
農業の灌漑を目的に造られた山田ダムは、田植えの時期に合わせて、例年6月10日に減水が始まる。今年のカレンダーは、10日が土曜日に当たる為、管理の職員さんの休日を外して、9日の金曜日にスタートした。
1日で、約10cm程の減水になるのでしょうか?この大きな水の動きに誘発されて、ヘラブナの捕食のスイッチが入る様な気がする。
予測どおり、この週末は型物の情報が聞かれた。それは、あっという間に広まり、ダムサイトは連日の満員御礼。ハタキや大雨に起因する地合いは、長続きしない気がするが、毎年この地合いの入り方は、父の日過ぎまで、約10日間ほど続いているのではないだろうか?
私も、そのおこぼれに与るつもりでいた。あわよくば50上GETといきたいところ。しかし、釣友に先を越され、戦意喪失。何故なら、そうそう何枚も出るものではない事を充分承知しているからだ。
50上をすでに手にした者は言う、『50上にとらわれたら、釣り出来ませんよ!ロマンを!です』と。だが、まだ手にした事のない者は、こう思う。『50上を獲る、そう心に決めてしまった時から、それを手にしない限り、その自縛から解き放たれる事は決してない!』と…
今回は、久々の連休。チャンスは2倍、じっくり攻める事が出来る。だが、今回は腰が重い。いつもなら夜勤が終わったら、即、出発するのだが…フィールドに到着したのは、ほぼ夜明けと同時。1級ポイントこそ埋まってはいるものの、ダムサイトの好ポイントはまだ空いている。けれど、なにか気が向かない。
上流に向かう。前回同様、紀ノ国ワンドの素人岬に釣り座を構え様とするが、中途半端な水位で、どうにも釣り台が組めない。約30分程格闘したが、無理だった。今さら、ダムサイトに戻ったところで、もう場所はないだろう。
この一画で、候補を上げるなら、桜木下、ゴルフ場入り口前、カーブミラー下、へこんだ、となるが、モジリの状況を見て、“へこんだ”に入釣する事にした。
ここも、この水位ではなかなか、釣り台が組みにくかったが、自作長足を使ってどうにかセット出来た。
午前中に、チャンベラ1枚。午後からは、さらに減水が進む。このままでは、明日になったら、仮にデカイのを掛けれたとしても、取り込みに失敗するだろう。ウェイダーを履いて、一段下に降りて、釣り台を親子にしてみた。釣りは、がぜん楽になったが、オシッコに困る。
この日、19時半近くまで頑張ったが、両目が開く事はなかった。釣友と電話で敗因を分析すると、浅いタナでやり切らなかった事にあるのでは?と…明日は、1本のタナでやり通すぞと、心に決めて、就寝。
翌朝、寝坊して6時過ぎに目が覚めた。だが、昨日からの続きだったので慌てる事はなかった。
竿:18尺 道糸:2.5号 ハリス:1.2号、48−60 ハリ:上下グラン巨べら16号
たまに良いモジリがある。アタリも多い。だが空ツンになるか、乗ってもデカギル。狙うタナが浅いので、振り込み易さを優先して、段差は12cmと短めにしていた。きっちり下バリに食って来て、ヘラのそれと勘違いしてしまいそうな、デカギルの強い引き。1本というタナをそのままに、下バリをデカギルの中を通過させ、ヘラまで届かせる為には、やはり、仕方ない段差を広げよう。30−60に変更。
デカギルは、上バリを食う様になった。しかし、あいかわらずアタリは多いが、乗らない。だが、その全てがデカギルのそれとは思えない。ヘラのも数は少ないだろうが、混じっている気がする。余計なウキの反応を消したい。
ハリを2ランクサイズアップし、上下18号にした。これで、だいぶましになった。1本とい浅いタナで、ロングウキとロングハリスのストロークを活かして、フワをかける為には、あと出来る事といえば、仕掛けを振り切りで送り込み、竿先からエサまでを一直線にする事位か…ウキを見つめる以上に、振り込みに神経を使う。エサは落下スピードを落とす為、水の抵抗が少しでも大きくなる様に俵型にしている。
午前中、振り込みに失敗し、道糸にたるみのある状態でヘラが食って来て、かかりが浅く、型物をバラしてしまった。しばらくの間、ヘラの反応は遠のく事になったが、反面、ヘラはいる、タナは間違ってない、狙い方は正しいという確信が持てた。
最後のチャンス昼時合い!。これを逃さない為、休憩もカット!必ず来ると信じて、エサを打ち続けた。
正午のお知らせが、学校か?役場か?流れている。集中、集中!自分に言い聞かせた。12時5分頃、ついに来た。今までのアタリとは違う、力強いアタリ!よっしゃー!
荒法師が良い仕事をする。戻って来て良かったろ?なあお前!
掬うと、デカイ!体高があって、腹パンなので、一瞬ヨンパチ行ったかと思った。
だが、これからどうしよう!検寸しようにも、この1m50程ある段差をどうやって登るか、ヘラがなければ、両手にそれぞれロープを持ってなんとかなるのだが…
ダムサイトに居そうな、釣友に、年齢の若い順番に電話を掛けて行く。Bさん、仕事に戻った。Nさん酔っぱらって運転出来ない。最後に、法師様。オッケー!結局、一番の年配にお願いする事になってしまったが、快く来て下さった。次回からは、釣った後の事も良く考えておく事にします。
ちなみに、法師様は前夕から今朝の間に47上を頭に、3枚の尺半をGETされていた。流石!

ウキ:山口作
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