今年5枚目の尺半です!

8月2日、山田ダム、458
8月1日・2日、山田ダムに釣行し、458頭に4枚の釣果でした。
釣友からの事前情報によれば、たまーにポツリポツリと釣れているとの事、ポイントは、ダムサイトステージ前周辺、タナはなじみの2本。
『ふーん、場所は分かるが、この時期でもそんな浅いタナか…?』
夜明け前、現場到着。まずは情報に従って、ステージ前周辺をしばらく観察する。過去に自分自身も何度も入釣し、結果を出しているポイントではあるが、今日は肝心のモジリが無い。
次に、トウフ下を観察。ポンプは稼働している。これで、取水口周りでモジリが出れば決まりだが、決定打が出ない。迷う。情報に従うか、水の流れが発生しているこちらを取るか、ここは、自分の勘を信じる事にした。そう心に決め、道具を取りに車に戻ろうと、一歩踏み出したまさにその時、取水口前でモジリ発生。決まりだ!
モジリ発生方向に釣り台を据え、竿は情報通りの浅いタナならと、コントロールしやすい18尺を選択した。
タナは、ピットの2本でスタートした。情報通りの浅いタナなら、なじみ途中でなんらかの変化があるだろうし、このタナで正解ならしめたもの、そうでなくてもしばらくエサ打ちした後で、急に2本半にして、リアクションバイトを狙うつもりでいた。
とりあえずは、なじみ切りで様子をみようと、速いピッチで打ち返す。すると、なじみ途中で変化、タナをピットの1本半に変更。速いピッチを変えず、エサ打ちを続けるとアタリが出始めた。しかし、カラツン。やっと乗ったかと思えば、その正体はブルーギルだった。
タナをピットの2本に戻し、ピッチはそのままにエサ打ち。アタリが出ないので、タナを2本半に変更。しばらく打って、いいアタリで乗って来たのは、マブであった。『やっぱり、タナ
は浅いのか…?』『残り時間は、浅いタナのまま、やり通してみようか…?』
そしてやっと、20時半頃、41センチが来た。その魚体は、生温かった。朝、水温を計った時には、30℃もあった。『今頃の適水温って、こんな浅いタナな訳無いと思うけどなー…?』釣れたけれど、納得行かない自分がいた。
2日目、タナを絞り込めないままにスタート。仕掛けは昨日同様、道糸2.5号、ハリス1.2号30−60だが、ハリだけ、グラン巨べら18号から、オーナーへらサイト17号に、軽い品種に変更し、サイズも小さくした。よりストロークを効かそうと思ったからだ。
午前中、40センチが来たが、なんか違う。『巨べらは何処にいるんやろ、どうしたらもっとエサに反応するんやろ…?』もうこうなったら、過去の経験則を使うしかないというか、釣果に関係無く、自分の好きな釣りをして、楽しんで帰ろう。』
そう思うきっかけになったのは、午後になってから、風がきつくなって来たからだ。浅いタナを早いピッチで攻めるのは無理がある。ピット2本半のタナを、エサ溶けを待ってのゆっくりしたペースで打ち返す事にした。
シズ乗りが少なく、粘った重いエサでも背負ってくれるウキ(釣友山口作)は、ロングトップ・ロングハリス・軽いハリの全てを調和させる。
エサは、マッシュ3・藻ベラ2・浅ダナ1本1・水3〜3.25で作った物で、かなり練り込んだ後、手水を打って調整する。形は、水の抵抗を大きく受ける様に俵型に付ける。この粘りのある重たいエサは、表層のブルーギルの軍団を突破させ、その後“山口作”は、ゆっくりとなじみ、ストロークを活かした釣りが実現する。
しばらく続いた強風が治まると、表層にいたブルーギルは泳層を変え見えなくなった。『今とても、いいコンディションだな!』一連のウキの動きが理想的な物になって来た。『釣れる時には、なんとなく、そんな雰囲気が漂う』
なじみ途中のウキが一瞬つっかえた後、なじみ切ると、1・2・3ドン!

13時半頃 458

14時50分頃 442
気分良く、残りのエサを打ち切って、15時で竿を置いた。
しばらくの間、仕事が忙しくなり、釣りどころではなくなる。2時間かけて釣り道具の手入れと車内の清掃をして、17時に帰路についた。
あー、おもろかった!

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