6月14・15日、山田ダムに釣行し、470、453を含む4枚の釣果があった。

6月15日 山田ダム 470

6月15日 山田ダム 453
新年の挨拶の記事で「現実からしばし離れて、夢のひとときをブログの中で、皆さんと分かち合えればと思います。」と書いた。その気持ちは、今でも変わらないが、どうしても避けて通れない話題もあり、自分の中で決着とまではいかないまでも、ある程度区切りを付けないと、前に進めない気がしないでもない。
前回の釣行記は、「2018年初釣り前半」というタイトルだった。当然、後半の記事がUPされてしかるべきだったが、どうにも気乗りがしなかった。身内の不幸から一段落つき、遅ればせながら2018年のシーズンスタートという訳で、チャンベラながら2枚の釣果を得る結果となり、自分としては上々の滑り出しであったのに。
前半を書き終えたところで、左肩上腕部の痛みを感じる様になった。仕事中や作業中には感じないのに、不思議な事に何もせずに座っているだけの時が痛い。医者に診せると、軽い肉離れを起こしているとの事。「思い当たる節は?」『あれしかないな・・・・・。』いきなりのハードなポイントへの入釣が原因だった様だ。オフの間に、しっかり体作りしておかねばならなかったと、今さらながらの反省しきり。そして、仲の良かった釣友の訃報。
TVは、今悲しい話題を取り上げていたかと思えば、CMを挟んで次は楽しい話題へと切り替わるが、生身の人間はそんな分けには行かない。
とまあ、長々とブログを更新しなかった言い訳をしたのだが、要は釣行記書くほどの大きなヘラは釣れてなかったという事で、今回ようやく書く気になれたって事が、正直なところか…。
今回の釣況を報告する前に、スキップした釣行を画像で簡単に振り返ってみようか…。

5月17日初釣りの夜 久し振りの車中泊 晩ご飯は、年に1回のスキヤキ。

初釣り2日目のブランチは、前の晩の残りで牛丼。

単品で購入したのにセットに見える。こーでねーとネ!

2日目は、10尺から9尺に変更、前日の43センチに続き、38センチのチャンベラGET。
今年2回目、6月1・2日の釣行はボウズ。

初日は、前回と同じポイントに入釣したが、台を親子にしてチャレンジ。

2日目は、ダムサイトの楽チンポイントに移動し、18尺2本のタナ。
今年3回目、6月7・8日の釣行は43センチGET。

ポイントは、前回と同じ、ダムサイトの楽チンポイント。ただ釣友が、「最近は、中途半端なタナには、ヘラはいない。3本の深いタナか、1本の浅いタナだ!」というので、素直な私は、初日午前中は、18尺で3本のタナ。午後からは、16尺で1本のタナを探ってみた。それぞれにアタリはあったが、乗って来なかった。どうも、ブルーギルの反応だった様だ。
2日目は、初日の経験から、浅いタナの方が分があると思えたが、モジリの位置がやや違ったので、17尺に変更しチャレンジ。午前中いっぱい、1本のタナで通したが、アタリはあるものの乗って来ない。午後から、0.5本ずつ深くして探って行くと、2本のタナが一番反応が良い。誰や!あんな事言ったの?その張本人の釣友が、私の右横で、最初から2本のタナで釣りをしている。『オイ・オイ!』その釣友、夕方に仕事の打ち合わせがあると、14時頃早々に釣りを切り上げて、私の釣りを横で見てくれたのだが、それが約1時間半。こちらは、釣り談義出来て楽しませてもらったのだが、他人事ながら、約束の時間に間に合うのかと心配もするし、『それだけ時間あるんやったら、釣り出来るやん!』と思ったりした。
2本のタナが、一番反応がいい事は分かったが、相変わらず乗って来ない。やっと乗ったかと思えば、正体はブルーギル。しかし、ヘラのサワリも混じっている様な気がする。午前中、1本のタナを狙っていたので、振り込みの下手な私は、シズの乗る太パイプの短いウキで、段差をあまり取らず、上40下50でやっていた。ウキを変更して、釣り方を変更した方がいいのか?その前に、上30下60に段差を広げ、1点付けしていたシズを3点付けに変更し、少しフワをかけてみる事にした。そして、なじみ直後の当たっても乗らないアタリを見送り、ある程度エサ溶けした後のアタリに絞って取る様にすると、小さいながらカチッとしたアタリで、ついにヘラが来た。時刻は15時。釣友は「いいもの見せてもらった」と嬉しい言葉を残して、帰って行った。私も、2日目であったので、残り少ないエサを打ち切って竿を置いた。
で、今回の今年4回目、6月14・15日の釣行となるのだが…。
その前に今年、62才になって年金を貰える年齢なり、また身内や釣友に不幸があったりして、最近よく自分の寿命とか健康とか65才定年後の生活について良く考える様になった。巨ベラ師として、端的に言うなら、何歳まで生きて、その内いつまで元気でいられて、車の運転が出来て、巨ベラ釣りが出来るのかと…。せいぜい、後15年?まあ、20年は無理やろな…。
この齢まで生きていると、それなりに、近しい人との永久の別れに遭遇するものだが、両親とのそれはまた、当たり前ではあるが、特別なものと実感した。特に、母親のそれは…。不思議と涙は一つも出なかったが、普通に生活していて、仕事していて、ふと思い出し、『お母さん…』と呟いている自分がいる。
そのあまりにも深かった愛情を、数え切れぬ程の思い出と共に再認識する。
へらぶな釣りという趣味を持ってて良かった。仕事以外に没頭出来るものがあって、良かった。
今日も、巨ベラ釣りのロマンを追って、ハンドルを握る。温暖な和歌山の自然が、優しく迎えてくれる。
6月14日、釣行初日、陣取ったのは通称『トウフ』の右。左には“オーイ青島”さん。二人共19尺を出したが、彼はコイを警戒して、1号ハリスでピットの1本半(なじみの2本)のタナ、私は1.2号ハリスで、2〜3本のタナを狙った。彼は、小ウキでハリも小さい。こちらは、前回同様太パイプの短いウキで、段差を取って、フワをかけた。前回後半成功した釣り方をそのまま踏襲した。
さて、軍配は?“オーイ青島”さんの方に上がった。47上と48上を含む4枚の釣果。私の方は43上がやっと1枚であった。

オダ氏の483

私の釣り座
6月15日釣行2日目
今日も、絶対昼時合いがある!そう信じて、昼飯抜きの覚悟を決め、朝からガッツリ、ハンバーグカレーで、エネルギー充填!
減水が進んだので、ポイントをステージ左に変更したが、昨日は、何が悪くてあんなに差を付けられたのか考えてみた。違ったのは、狙ったタナと仕掛けの太さ。そこで、モジリの位置を考え、竿は21尺にし、狙うタナは、ピットの1本半(なじみの2本)にした。そして、仕掛けは、ハリスを1号に落とし、ハリはグラン巨べら16号から、オーナーへらサイト16号に軽くした。さらに、ウキを、ロングトップ足長ウキのシズを食わないタイプの物に変更した。


長竿の浅ダナ狙いで、仕掛けは細く軽く。キーは、沖目の浅ダナにいる巨ベラを狙って、その強い警戒心をいかに解くかという事だ。
狙いは、見事に的中!11時15分頃、まず435の1枚目、続けて11時20分頃、今年の初尺半453が来た。

“日根野のマスター”こと仲谷氏 2015年6月16日 475の美ベラ
仲谷氏が生きていたら、きっとこう言うだろう『“やっさん”今日は、絶対昼時合いがあるで!』
近くのゴルフ場から、正午を知らせるチャイムが鳴った。『さあ!昼時合いだぁー!』
そして、12時50分。ウキがなじみ切った後、ブルーギルがくれる小刻みなアタリの後、エサ溶けが進んで、エサ落ち目盛が出て来るまで1節半のところで、小さなカチッとしたアタリ!『乗ったぁー!』『デカイ!』『マスター!やったたでぇー!』

マスターがプレゼントしてくれた、マスター自作の万力。
あーおもろかった!
また来たらえーやん!

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