せっかくの浜松出張だったので、鷲津のビジネスホテルに一泊して、日曜日に改めて浜名湖の周辺を歩いてみることにしました。朝8時過ぎに弁天島駅(東海道本線)に移動。そしていよいよ散策開始!
▲弁天島駅
弁天島(静岡県浜松市西区舞阪町弁天島)は浜名湖の内側にあって、遠州灘と接する今切口に近い“島”ですが、かなり人の手が入っていて、造成された一帯がまるっと一大リゾート地(弁天島温泉)になっています。
▲「観光シンボルタワー」という名の赤鳥居
え?“島”だから来てみたかったんだろうって?
ま、それもそうなんですが、浜名湖は汽水湖としては日本一の周囲長(124km)を誇っていて、昔から養殖が盛んな土地ですから、湖とヒト(特に漁業)の関わりの“強さ”みたいなものに触れてみたかったんです。
▲魚藍観音
例えば、湖に向かって立つ魚藍観音は、別名「うなぎ観音」。ウナギの慰霊をしなくちゃ気が済まない民族性っていうか、こういう心情って、いかにもな和風ですし…
▲カエル像が置かれた祠
その足元にあったヒキガエルの石像。漁師さんたちが無事に「引き帰る」ことを願ってのものなんだろうな、なんて。漁業と信仰って、すんごく密接なものなんですよ。
▲ウォット
それと、弁天島には静岡県水産技術研究所・浜名湖分場に併設する、浜名湖体験学習施設
ウォットがあります。平たくいうと浜名湖の魚に特化した水族館でして、これがまた面白かった。
▲都田川のアカハライモリ
現地に来て初めて知ったのですが、浜名湖は、河川法上では二級河川「都田川」水系になるんだそうです。つまり法律上は川なんですよ、川。不思議な話でしょ?
さてさて。
ひとしきり浜名湖の景色を堪能したあとは…
▲舞阪郷土資料館
舞阪郷土資料館で服部倉治郎(養殖ウナギと養殖スッポンの創始者)のことを調べたりしつつ、1駅分(弁天島→舞阪)を、アッチへふらふら、コッチへふらふら、12時過ぎまで歩き倒しました。おかげで脚が痛いや。
▲舞阪駅
で、いよいよ浜松を去る時間。家族への土産に選んだのは、これでした。
▲すっぽんサブレー
見た感じ(食べてみても)ふつうのクッキーですけどね。でも、こんな商品説明書きが記されていました。
「日本一の養鼈場・舞阪町服部養鼈場のすっぽんのエキスが入った、フレッシュなバターの風味豊かなクッキーです。―すっぽんの効能― 浄血作用(生活習慣病の予防)、アミノ酸とミネラルが糖尿病に効果大、ビタミン・カルシウム等栄養の宝庫」
どうです?何となく食べてみたくなったでしょ?(笑)
浜松土産の定番「うなぎパイ」もいいですが、もし何かの機会がありましたら「すっぽんサブレー」をぜひとも!
☆弁天島・舞阪散策(平成24年2月26日)
鷲津 →[東海道本線]→ 弁天島 〜[徒歩]〜 海浜公園・
浮見堂・魚藍観音像・ウォット・岐佐神社・舞阪郷土資料館など
〜 舞阪 → 浜松 → 東京 → 小岩

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