▲映画館にて
大掃除が順調に進んでいるので,今日は気分転換に外出して,『男はつらいよ お帰り寅さん』を鑑賞―
昭和の寅さんの作品群が“青春”から“朱夏”までなら,平成に入った寅さんは“白秋”,そして令和で作品世界は“玄冬”を迎えました.見事に完結させたなぁ,さすが山田洋次監督…と思った次第です(あくまで一個人の感想ですよ).
ごく個人的には(山田監督が狙っているかどうかは知りませんが)寅さんは盆と正月にやってくる来訪神(災厄と幸福をもたらす異形の神)で,くるま菓子舗は善根宿(マドンナら旅のお遍路さんが泊まってゆく).そして、さくらさんは文字どおり“妹の力”の具現者(異母兄の寅さんだけでなく作品世界を支えてる)だったと解釈しています.民俗学の要素たっぷり.
民俗学といえば,『男はつらいよ』は優れものの世相史・映像記録集でもあります.なんと,本作品でさくらさん,ついにスマホ使いこなしてメールしてた!

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