最近の家電はスゴイ。ある一定の期間を過ぎるとイカレるように設計されている。それを修理しようとすると『お客さん、買った方が安いよ』である。電子レンジが壊れた時、扉を抑えたままOpenボタンを押せば作動するのに気付き、スイッチの接触不良に違いないと修理を頼んだが、結局この言葉を聞かされた。
更に驚くことには、レンジを分解して故障個所を調べたので、その店で新しいレンジを買わない場合は、修理調査費がかかると言われたことだ。スイッチの交換も出来ない店で物を買いたくないとイヤミを言って、大人しく2千円だかの分解費を払い店を出た。
こーゆー事があったので、再び自転車に乗ろうという気になったぼーずとしては4〜5年乗らずに放置した、今の奴は諦めざるを得ないと思っていた。なにせタイヤのゴムは接地面がフラットになり、埃まみれである。取り敢えず、車体を拭き、可動部にはクレ556をかけまくる。おかげで変速ギアは動くようになったが、取り敢えず自転車屋へ相談に行った。
『まずは持って来てください。引き取りのサービスはないけど軽トラックは自由に使って構いません』と言ってくれた。タイヤの脇からゴムひもが顔を出していたので、無理に走らせずに見せた方が良さそう。その場で軽トラを借りた。
汚れを落としたとは言うものの触ると手が汚れそうな代物を詳しく見てくれ、『チューブは無事だし、タイヤもまだ行けそうですよ。ワイヤーは交換した方が良さそう』とアドバイスされた。ワイヤー交換か、結構かかるだろうけど前後のタイヤ交換で1万と考えてたんだから、まぁいいか・・と考えた。
そもそも、こいつに乗らなくなったのは、やけに恰好を付けた細身のサドルが座り心地最悪で、尻の痛みに耐えかねたからであった。サドルとワイヤー交換、全体の調整を頼む。驚くことにバイクと違い、自転車のワイヤーは中身の金属ケーブルだけを交換することが出来るという。新品のサドルを含め、なんと5千円で廃車は生き返った。
その店は量販店であり、スポーツタイプも198で売っていた。タイヤとサドル交換するくらいなら新車を勧めてもおかしくないのに、きちっと直してくれ、使い捨て時代にちょっと感激する。今日、修理の上がった自転車に乗って帰ってきたのだが、調子はばっちりだった。匠の技やなぁ〜。さて明日から自転車通勤にするかな。

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