初めて手にしたコンパクトデジカメにニコンのぼったりとしたデザインを選んだのは20年ほど前の話だったか。無論デザインが気にいった訳では無く『デジタルと言えど、カメラなんだから大事なのはレンズのはず』という思い込みから選んだのだが、買って1ヶ月もしない内にリコールが掛かる。発火の恐れありと言う家電最悪のケースだった。
それまで10年以上に渡り、愛用してきたのは銀塩のフジカHD-1という機種だった。ヘヴィーデューティを売りに、水深5mでの撮影が可能という奴。水に浸ける気はないが、キャンプで酔っぱらったまま屋外で首にかけたまま寝込んだりすることも考え、選んだのだが使いやすいカメラだった。性能が大雑把なのか、顔のしわが写らんと女性陣に大好評だった。尚、この名称はデジカメにも受け継がれ、現在は工事現場用機種になっている。
やっぱり、工業製品は相性が大事だよなと再びFujiに戻し、ブログの写真等はすべてこれで写してきたが困ったことが起きる。Fujiが一般のコンデジから撤退し、高額機種と防水機種にしか選択幅が無くなってしまった。やむを得ず業務でも使っていたCanon製品を購入し、ライブで使っていたがスマホの画質が上がり、コンデジとそう変わらなくなってきたと思うようになった。
こうなると欲しくなるのが一つ目小僧。以前、ライブで撮影中のカメラマン、ドカチンさんがステージから上がって来いと声を掛けられた時、愛機の一眼レフを預かったことがある。『撮っててええで』と言われたのと、ご本人の演奏写真は自撮りが難しい?ので2〜3枚撮らせてもらった。モニターを見てびっくり、なんて綺麗(ドカチンさんとちゃうで)に撮れるの(笑)。
肝心のセッティングはドカチンさんがやっていたので、シャッターを押しただけのぼーずが威張れることではないが・・・一眼レフの威力を見せ付けられた。これ以来、いつか一つ目小僧をというのが強い思いとなる。・・・で、ついに買ってしまったのがミラーレスのFuji XA-3。早速ライブに持ち込みモードを変えて撮りまくる。
これはコンデジでやった方法なのだが、頭から10枚ずつモードを替えながら写し、ライブに最適な組み合わせを探してみた。帰って確認しビックリ・・・ほぼ全滅状態だった。こりゃ教えてもらわないと無理だ。ただ、ライブの撮影教室なんてある訳きゃない(笑)。気になったのはFujiのサービスステーションが大阪にあり、一眼レフに関しては撮影講座があった。
一番目を引いたのは、超初心者に関しては予約制の個人講座があり、同じカメラで説明してくれる。これだ!早速申込み、自分の良く行くライブ会場の状態を説明し、ライブ撮影に特化して教えを受ける。講師のお勧めは絞り優先で、シャッタースピードを決めると言うものだった。
上下の写真が、ライブ会場を想定した暗めでスポットライトの当たる条件で撮影したもの。コンデジよりはまともに撮れた気がするが・・・さーどーだ(笑)。次は作品を持って行って教えを乞うかな。しかし、こうう講座、有償でいいからコンデジでもやって欲しかったな。


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