20世紀の終わるちょっと前、関東在住の母校バスケOBの年寄りたちは、某社女子バスケ部の練習に入れてもらっていた。男子の現役じゃ相手にならんからね。1993年、原宿にフープタウンという遊び場が生まれた。1Fにはバスケのハーフコートを有し、その周りには飲食店が並んでいた。1年だけの限定オープンという触れ込みだった。
年寄りの中では比較的若かった連中が『ここでOB会やりましょう』と言い出す。そこで普段は練習に来ない、かなり上の学年にまで声をかけて久しぶりのOB会を開いた。確かコート脇のカフェバーを予約すると、何時間かコートが使えたのではなかったかな。
15〜6名が集まり、3 on 3(僕らにはさんさんがしっくりとくる)に興じる。アイスホッケーのように出入りは自由。目が合った奴とタッチで交代という特別ルールだった。暫くしてプレー中、背筋に違和感を覚える。振り返るとコートネットの周りは3重4重の人だかりが・・・なんじゃ?この観客は(笑)。
場所的には駅から竹下通りを突っ切った明治道路沿い、人出は多かったがジジィのバスケってそんなに珍しいか???・・・筆者註:今考えたらかなり珍しい(爆)。観衆に気付いた我々は現役時代の本気が出てきた。1時間ほどやっただろうか、一回り近く上の先輩がうずくまる。アキレス腱を言わした様だった。
先輩を椅子に座らせ、十数年上のキャプテンが即座に追加ルール発表。@スライドストップの禁止A止まる場合は3歩を超えてOK、流して止まること。スライドストップとはボールを保持し、ジャンプ後2歩、もしくは両足同時でピタッと止まるやり方。確かに運動不足の身には危ない。
この決断の速さ、何が一番危ないかを見抜いて対応するのがリーダーシップだ。今の自民党には皆無の要素といってもいい。加えて、体力だけでなく我々のメンタルにも問題があった。年寄りは人に見られていると必要以上に張り切る(笑)。
菅の爺さんは首相のマヌケなくつろぎビデオに35万もイイネが付いたと大威張りだが、35万のバカに煽られてどうする。こんなことやる前に『大臣の政策ツイッター発言禁止』くらい言えんか?お前らの仕事は丁寧な説明だろう。140字で投げてどうする。煽り、煽られ迷走はどこまでも続く。
自分たちを引き締められないリーダーはリーダーではない。追加ルールのおかげで、その後は怪我人もなく、飲み会になった。後日、怪我した先輩はアキレス腱断裂と判るが順調に回復。しかし、脳幹が破壊されているように見えるどっかの首相は回復できるのだろうか?

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