2009/10/24

続・TIFFどっきりマル秘報告  映画

今年もなかなか新作に足を運ぶ気になれず、結局唯一の新作はホン・サンス『よく知りもしないくせに』だった。が、これだけにしといて正解だった。いや〜、面白かった。これで三本目のホンさんのノリはだいたいわかってたし、れいによって勝ち抜き二の腕ギャル合戦と腕相撲大会にデレデレと流れていくばかりなのだが、まさかあの『浜辺の女』再びとは思ってもいず、こうなるとこれだけダラダラ・グズグズな代物さえ感動的に思えるから不思議だ。あの女優、ほとんど橋田スガコワールドにいても全然不思議じゃない演技なのに、結果韓国アート系の花であることがなんといっても楽しい。てゆうか、なんだあの尺取虫! とか、石投げるのかよ! とか、鎌はヤバいだろ、とか、お前も惚れてたのか! とか、もうつっこみどころ満載で、私はもはやホンさんワールドのとりこである。……いるよなぁ、ひとの部屋で呑み明かした挙句、片付けもしないで帰る奴ら。てゆうかひとの部屋でセックスすんなよ、とか。イケてる監督ゲットの脱ぎ系女優をママも応援、とか。まあ、でたらめかつ超リアルな展開が、たんにゆるゆる描かれるだけなのにこんだけ面白い、というのがいいよ、やっぱ。ホンさんみたいな映画作ってみたいとかはあんまり思わないけど、でも大好きです、ホンさん。

夜はその延長線上でダラダラ食事し、飲酒して、ギヨントークへ。一年ぶりに高橋さんと喋った。ア・ロウンという名前がマジでaloneであったことが可笑しくてしかたなかった。しかしア・ロウンははだしのゲンにそっくりだとあらためて思う。ギヨンワールドはどこか「はだしのゲン」に似ている気がする。それは楳図より似ているのではないか。

NAL8、高橋の四人であちこち梯子した結果、拙事務所へ。私は早々に寝たが、起きてみるとちらかしっぱなしで、ほら見ろ、ホンさんワールドはシュールリアルさ、と起き抜けから笑わされたのだった。

で、今年も映画祭シーズンは終わった。そして冬が始まる。
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