2010/1/2

Best 2009  映画

昨年中に飼い猫のジジが亡くなったので、喪中につき年賀メール等は控えさせていただいていますが、代わりに愚にもつかないベスト10を。というのも大晦日と元日の晩はDVD三昧と決めていたのだが、元日に見たものがあまりに素晴らしかったので、これを作る気になった次第。

1、チェンジリング/グラントリノ(クリント・イーストウッド)
3、アンナと過ごした四日間(イエジー・スコリモフスキ)
4、サブウェイ123(トニー・スコット)
5、スタートレック(J・J・エイブラハム)
6、スペル(サム・ライミ)
7、リミッツ・オブ・コントロール(ジム・ジャームッシュ)
8、イングロリアス・バスターズ(クエンティン・タランティーノ)
9、よく知りもしないくせに(ホン・サンス)
10、パブリック・エネミーズ(マイケル・マン)

次点 春風沈酔の夜(ロウ・イエ)
   クリーナー(レニー・ハーリン)
   プッチーニと娘(パウロ・ベンヴェヌーティ)
   ボヴァリー夫人(アレクサンドル・ソクーロフ)

こんなに心地よく感動した順に並べることのできた年も久しぶりだ。本数は確実に減少しているが、それでもここまで択ぶことのできる喜びを享受できた。しばしば一作家一作品などということを考える素で官僚的なひとがいるが、こういう年は素直に両方入れるのが当然。甲乙つけがたいに決まっている。
で、元旦に見たDVDというのは『ターミネーター4』と『スタートレック』だったんだが、準主役のサム・ワーシントン(『アバター』は未だ)とカイル・リース役の少年アントン・イェルチンが棄てがたい『T4』はしかしそれ以上ではなく、直後に見た『スタートレック』の引き立て役(ここにもイェルチンが登場)となった。これについてはいずれちゃんとしたことを書きたいが、とにかくかなり興奮するものがあった。
個人的には昨年はホン・サンス発見の年でもあった。ああいうひとが近くにいてくれることに心底感銘を受けた。塩田明彦監督や佐々木浩久監督に、これからああいう路線をやってもらって対抗してほしいものだとつくづく期待するが、しかし相変わらず日本映画は一本も見ていないのだった。最終的に『ベンジャミン・バトン』は消えた。感動した箇所はいくつもあるが、やはり言葉に凭れすぎた。また『チェ』二部作、殊に第二部はソダーバーグにしては悪くなかったものの、いくつかの決定的過失でこれも落選。

また昨年は舞台も十三本と飛躍的に増えた年だった。分けても『コースト・オブ・ユートピア』には本当に感動した。年末のNHKの放送でまた見てしまった。
音楽は湯浅湾とブラック・ジョー・ルイスに尽きる。だが秋以降はヤナーチェク、コダーイ、ラヴェル、パガニーニに終始していた。
小説も荷風・志賀・谷崎・里見という戦前のローテーションを延々と繰り返すばかりだった。エリクソン、大江、古井、矢作など次々に出版される新刊が溜まっていくばかりだ。
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