2005/11/12
いまそこにある歴史(第5回):学校教育思い出編
学術

esha君、さっきの番組ちゃんと観てた?

「たけしの日本教育白書」ですよね。半分寝てたので、全部はわかりませんけど……

私は史料読んでて観てなかったんで、最後の結論が「人間関係の濃密だった昔はよかった」みたいな毒にも薬にもならないようなたけしの言葉だったとこしか把握してないんだけど、途中で出てきた石原都知事は何喋ってた?

0
2005/10/23
昨晩から京都には冷たい雨が降り、気温も冷え込んだ。前回と前々回京都に来たときはどちらもちょうどお盆の時期で、美しき古都に憎しみを抱きたくなるほど蒸し暑かった。ので、この冷え込みは大歓迎である。

0
2005/10/22
人生寝惚け気味な私ではあるが、他所で泊まるときはちゃんと目が覚めるもの。7時に起床してシャワーを借りた。朝食はお雑煮。キノコが入ってるな〜と思ってよく見ると、何と松茸ではありませんか!思わずおかわりしてしまった。ご馳走様でした。お世話になりました。

0
2005/9/24
ウチで研究会9月例会。10月の大会前ということで、議題の多かった幹事会長引く。報告レジュメをコピーする作業をしてたらほとんど昼飯を食べるひまもなかったい
・1980年代の反日意識に関する報告:言説研究ってのは、とりわけ一般民衆の意識を掬い上げようとするのは大変だなと。史料として使った日本の新聞が朝日と毎日だけなのは報告者の趣味なんだろうか……
・書評『数量経済史から再考する朝鮮後期』:高校では理数科だった私だが、経済学の何たら関数の計算はさっぱりのぷ〜であります。前近代の朝鮮を近代的数量経済学で果たしてどこまで捉えきれるのか。試みとしては大変意義深い。
終了後の飲み会はいつもの「だん」で。成り行きで一番隅の狭いお誕生日席に収まることとなり、酒は大いに飲んだが少々食い足りなかった。3時間ほどで解散。二次会は発生しなかった。
シロー君やナッちゃんたちが千駄木で集まって飲んでいるところから事前に誘われていたのだが、早急にやらねばならないことができたためひとまず帰宅する。作業を終えたと思ったら、いつの間にか寝てしまっていた。残念。

0
2005/9/21
いまそこにある歴史(第1.95回):割り箸とホワイトバンド編
学術

こないだ自転車で不忍池の横を通りかかったとき、大学生のサークルっぽい集団がいてね。

はいはい。

ちらっと通りかかっただけだから文脈はよくわからないんだけど、集団の前に立ってた男子が「割り箸の使用を止めていきます」みたいなことを演説してたんだよ。おそらく環境保護かなんかの趣旨だったんじゃないかと思う。

それがどうかしたんですか?

いまどき「割り箸を使わなければ森林を守れる」なんてプロパガンダを信じてるらしいのが大変おめでたいなと。いっときはマスコミに踊らされて個人用の箸を持ち歩いてる人もいたけど、最近見ないしね。

え?割り箸って木を使ってるわけですし、使わなければ森は減らないんじゃないんですか?

単純すぎるね。割り箸はおもに木の端材で作られる。国産の割り箸の消費が増えれば国内林業が潤う。森林を管理・再生産できるのは林業だけだからね。

でも、そもそも木を使わないようにすれば森は自然のまま残る気がするんですけど。

本当にそのまま残るならそれでもいいかもしれないが、木が伐れない森には経済的価値がないだろう?結局開拓されて農地や牧地になったり観光開発されたりすれば、森は二度と元には戻らない。森を守るためには人間の手で管理する必要もあるってことさ。しかしながら、現状では日本の林業はそうとう衰退しているらしい。詳しくは
こことかを参照したまえ。

う〜ん、難しいんですねえ。

で、よく見ると、割り箸演説の男子を含めた数人が腕にホワイトバンドをしてるんです。そこでまたぶち切れですよ。

吉野家ネタはもう古いですよ。で、ホワイトバンドって何ですか?

白いシリコン製のリストバンドで、日本では300円で売られている。これをつけてると世界の貧困をなくす意思表示になるんだそうな。中田英寿、北島康介、藤原紀香なんかがCMに起用された影響でファッションとしてブレイクし、日本国内で200万本売り上げたらしい。ホームページは
こちら。

へえ〜、これが何か問題なんですか?

まず、このバンド代の300円は一銭たりとも貧しい人たちに直接送られるわけではないこと。
7割が原価と流通費用、残りの3割が貧困をなくす活動をしているというNGO団体の活動費用に回される。このあたりのことは
マスコミも取り上げはじめている。

えっと、つまり、寄付じゃないってことですか。

そう。しかしながら、その点はホームページでも明記されている。「ホワイトバンドは貧困をなくす政策を選択していくというアピールである」ってことらしい。街頭募金や托鉢僧のかなりの割合が詐欺師であることを考えれば、たいした問題じゃない気もするね。寄付だと思って買っちゃったやつが間抜けなんだよ。

ひどい言い様ですね……。でもじゃあ、それがわかっていればいいじゃないですか。貧困国の負債を帳消しにしようとしてるんでしょ?

まさにそこが問題だ。日本はアフリカに対して数十億ドルの債権を持っている。当然これはもともと日本国民の税金なんだが、国民がアフリカのためにそれを放棄するという選択をするならまあ仕方ない。だが、債権放棄の結果アフリカ諸国の財政に余裕ができたとき、本当に貧困が解消されるのか?

されないんですか?

内政に充てる国もあるだろう。だが、アフリカの現状を鑑みれば、その余裕を武器輸入に割いて内戦を激化させる国も少なからずある。そうなれば必然的に大量の難民が生まれ、貧困はさらに加速するかもしれない。そんなアフリカに武器を輸出しているのは、アメリカ、中国、そしてホワイトバンド運動発祥の地であるイギリスを始めとするEU諸国だ。

……

世の中は単純じゃない。ただ金があるだけで問題が解決するわけじゃないんだ。金の使い方が大事なのさ。そういう意味では、現地でまったく使われないような施設を作ってまわっているODA事業のほうがホワイトバンドよりまだマシかもしれない。

人間社会って怖いですね……

だからこそ面白いんだけどね。そうそうODAといえば、日本から毎年もらってるODAのことを国民には知らせず、勝手によその国への援助金にしたり、こっそり軍事費にまわして日本や台湾を仮想敵国にした軍事演習をやったりしてる国があってね、日本で流通してるホワイトバンドはこの国が作ってるんだ。

もう今日はお腹いっぱいです。

0
2005/9/11
いまそこにある歴史(第1.9回):衆院選結果編
学術

いや〜、すごい結果になりましたね。

自民単独で296議席とはね。ここまでの結果を予想してた人はいるだろうかっていうくらいの凄まじさだ。投票率も67%を超えたっていうし。

国民はみんな、郵政民営化に賛成ってことですか。

決してそうとばかりは言えない。でも結果的に郵政改革は信任されたって形で進むだろうね。

でもお兄さん、自民党単独過半数ってことは公明党放逐も夢じゃないってことでは?

そうなればいいんだが、簡単な話じゃない。ひとつに、今回の自民大勝は公明党の選挙協力もあってのことだということ。それをあっさりと切ることはできないだろう。もうひとつに、まだ参議院では自民単独では過半数を割ってしまう。協力関係はしばらく続けざるを得ない。さらに、自公を足すと衆議院の3分の2になる。これで参議院差し戻しになった法案を再可決できるのは強い。とはいえ、公明党は議席を減らしたし、自民党に対する発言力は相対的に減少するだろう。

そんなに一気に変わらないんですね。

それが二院制の長所であり短所だから。

民主党が激減なのはそれとして、共産党は議席維持、社民党は2議席増えましたね。

共産党にはもうちょっと議席を伸ばしてもらいたかったなあ。社民もこの辺が下げ止まりってことかな。もっとも、増えた2議席のうちのひとつは
棚ボタなんだが。

東京2区は深谷さんが勝ちましたね。

自民への追い風をモロに受けたようだね。これまで惜敗してきた中山さんに結構な差をつけた。当選したからには、しっかり人権擁護法案に反対してほしいところだ。

それから、ホリ……

ちょっと待った。選挙ネタはまだいくらでもあって、こんなダラダラ話してても尽きないよ。ていうか今日は立ち仕事で疲れてるので勘弁してほしい。

そうですか。じゃあ最後に一言どうぞ。

選挙の結果は結果として受け入れるしかない。次の興味は、これからの国政がどうなるかだ。その点に関しては楽観も悲観もしていないと言っておこう。

0
2005/9/7
いまそこにある歴史(第1.8回):東京2区候補者編
学術

高校のとき生徒会長選挙があってね。

唐突に何ですか!?

候補者の中に、どう考えてもそういう真面目な活動をしそうにない人物がひとり混ざっていたんだ。体育館に全校生徒を集めて所信演説をするときに……

どんな演説をしたんですか?

一言も喋らず、ラジカセから流れる軽快なBGMに合わせて踊った。

アハハハ、面白い人ですね〜。

笑って済めばよかったんだが、選挙の結果、彼が圧倒的支持を得て当選。当然学校側は黙っていない。いろいろゴタゴタしたあと選挙やり直しになった。踊った彼は候補から外されはしなかったが、事実上学校側の睨みが効いていたので得票が激減して落選した。

……

民主主義の精神を貶めた者の当然の末路なのか、公立高校の生徒会選挙なぞ所詮傀儡政権の寓話にしかならないのか、これこそ民主主義の真の姿だったのか、この話をどう受け止めるかは人それぞれだろうがね。

どうしてこの話を?

いや別に。単なる前置き。さて、11日の投票日まで秒読み段階だ。我が東京2区の候補者について考えてみよう。

そうですか。え〜と、東京2区小選挙区の候補者は……中山義活(民主党)・深谷隆司(自民党)・中島束(共産党)の3名ですね。(敬称略、以下同じ)

でも事実上、中山と深谷の一騎打ちといっていいだろう。ちなみに過去2回の選挙では、接戦ながらも中山が連続当選。深谷は比例でも掬われてない。

それから両者のホームページは
こちら(中山)と
こちら(深谷)です(中島は個人のホームページを持っていない)。

さて、ホームページからだけではなかなか具体的な主張は見えないけど、両者の政策を簡単に比べてみようか。

ではまず郵政民営化ですが……

中山は自民党案に反対。郵政を選挙の争点にはしない。当然といえば当然だけど。深谷は郵政民営化推進派。これも当然。

年金や福祉はどうでしょう?

具体的なことはわからんね。どちらも同じようなことを書いている。

教育は?

これも似たり寄ったり。「学校の公正化・特色化を推進し、生徒の自主性に応じた教育を進めます」(中山)と「不適任な教師は、即レッド・カード、これ位の決断が必要ではないでしょうか」(深谷)にどれほどの思想の違いを見出すか。

後者は反日教組ってことでしょうかね?で、話題の
人権擁護法案に関してですが……

某所で得た情報によると、深谷は反対を表明している。中山はよくわからないので、
民主党案に追従する可能性が高いと見ていいだろう。

なるほど、では、対外政策はどうですか?

深谷は親米かな。日朝友好議員連盟に所属していないし、中韓に対しては強硬派らしい。一方中山は、民主党にもかかわらず「政策4:国を守る政治」で、
安全保障の柱は平和的外交努力と適切な規模の自衛力と日米安保条約です。『平和の受益者』から『平和の創造者』となるために、開かれた憲法論議を進めます。
外交上過度の遠慮は近隣諸国の信頼を逆に失う結果となりかねません。主張すべきは主張し、諸国から尊敬される国となることを目指します。
と書いている。これはちょっと意外。こうなると親中韓派は共産党に入れるしかなくなるね。

結果はどうなるでしょうね?

今回の選挙は自民党に追い風が吹いてるから、これまでの惜敗を深谷が覆す可能性は高い。でも深谷さん、地元で人気がないっぽいんだよね〜。歳が歳だし、当落にかかわらず今回が最後の選挙になるだろう。

お兄さん、もしかして迷ってません?

う〜む、民主党には絶対入れたくないんだけど……

もしかして中山さんのこれ↓ですか?
築地市場移転に断固反対します。

ノーコメント!
ノーコメントォ〜!!

0
2005/8/31
いまそこにある歴史(第1.7回):衆院選公示編
学術

お兄さん、お久しぶりです!

やあやあ、ご無沙汰。一週間パソコンがないと、割と手も足も出ない感じだったよ。

でも結局、パソコン自体は壊れてなかったんでしょう?

ありがちな話なんだけど、増設メモリーのやつが悪さしてね。まあほとんど環境は復旧したし、前よりすっきり使いやすくなったからいいさ。ブラウザも
Sleipnirにしてみたら、なかなか多機能で気に入ってる。

でもたまにflashが読めなかったりしてますよ。ぼくが表示されなかったり。

ま、それはさておき、いよいよ衆院選が公示されて、11日には投票だね。

わくわくしますね!お兄さんの投票先は秘密なんですよね。

まあ、何となくわかってるかもしれないけど。今回は国民の関心も高そうだし、投票率は上がりそうだ。そうすると公明党不利になってめでたいという話。

どうして投票率が上がると公明党が不利になるんです?

簡単に言うと、投票率が上がるってことは無党派層が選挙に来るってことだ。公明党支持層はかなり固定化してるから、無党派層からの得票はあまり望めない。相対的に弱くなるわけ。これで自公連立じゃなければ完璧なのになあ。

やっぱり自民党が勝つんでしょうか?

いまのところの世論調査なんかからすると、その可能性が非常に高いね。いっそ自民が単独過半数取って、公明と決別してくれるってのが最高のシナリオかもしれない。あり得ないだろうけど。

野党はどうなんでしょう?

いまさら社民に風は吹かないだろうし、共産党は自分たちで言ってるとおり「確かな野党」でいてくれればいいし、泡沫な新党の面々は論ずるまでもないだろうし、民主は相変わらず
アレだし、ろくな選択肢がない感じだ。

うわ……民主党、何やってんでしょうか。琉球王国の復活?

というよりは、地下資源と抱き合わせで某国へ貢納って感じだが。だいたいそんなことするくらいなら、いっそのこと大阪帝国を作ったほうが面白いと思うのは私だけだろうか。

そうすると、初代皇帝は誰になりますか?

う〜〜む……意表をついて島田紳助とか。

0
2005/8/15
いまそこにある歴史(第1.5回):NHK特番編
学術

8月15日でしたね。

うん。先の戦争から60年。戦没者の冥福を祈るとともに、二度とあのような戦争を起こしてはならないという誓いを新たにせねばね。

……何だか真っ当なお言葉ですね。

歴史を善悪や現在の価値判断で捉える態度には反対するけど、やはり戦争は基本的に不幸なものだと思うよ。

今日の夜はずっとNHKの「【日本の、これから】アジアの中の日本」を見てましたね。

esha君はどう思った?

いろんな人のいろんな意見があって興味深かったです。NHKの仕切りが拙かったような気がしますが。

うん、NHKはいろいろしくじってたけど(答えようのないアンケートとか)、全体的には非常に面白かった。特によかったのが櫻井さんと町村外相。

櫻井さんはいつも冷静で言うべきことはちゃんと言いますね。

「歴史は現代の価値観で議論すべきではなく、当時の情勢や常識に則して考えていくことをまず前提にせねばならない」というような当たり前の態度をはっきり宣言する。相手の意見をしっかり聞く。ちゃんと証拠をあげて冷静に自論を展開する。これこそ正しい歴史討論への参加姿勢だね(実際の討論以前の前提条件だ)。逆に言うと、それができてない参加者も目立った。とは言え、一般参加者には充分な発言の機会がなかったし、討論慣れした櫻井さんが際立つのも仕方ないけれどね。

番組自体が完全な討論形式でもなかったですし。

まあね。NHKだからね。あと、町村外相も冷静かつ論理的だった。あくまで中庸でありながら筋が通ってた。何より、「日本の歴史教育は詰め込み方式で、受験にあまり出ない近現代史はほとんど教わらない」という話題に対するこの発言。
なぜね、そのみなさん3学期の終わりにちょこっとね、近現代を学ぶのかとおっしゃった。それはまぁ一つはね、最初からまじめにやり過ぎているということはあるんですが、逆に近現代をやるためには先生の思想性が問われるから。で、日本の場合は教職員組合の人たちがどちらかというとマルクス・レーニン主義的な教え方をしたがる。教育委員会、文部省はそれは困るというと。したがって、だいたいあの、江戸時代の終わりでなんとなく終わるようにして、それで近現代は触らないと。これが暗黙の了解なんです。これは事実です。
でまぁその上で私が言いたいのはですね、なかなか日本の事を理解されない、歴史の問題あるいは戦後の日本のね、平和の歩みについても。これは一つは外務省の大臣として言えばですね、今まではどちらかというと中国、韓国のみなさん方には十言いたいところをできるだけ抑え目にやってきた、これ事実です。それで、日中、日韓、まいわば平和友好が成り立つというような基本的な姿勢があったと。これからはもっとお互いにはっきり言う事は言い合うということのほうがいいと思います。

ビックリしましたね。

現役の閣僚が全国放送で「暗黙の了解」を言っちゃったよ。これじゃあ日教組の代弁者のごとき発言をしてた安達さんも形なしだなあ。発言の後半部分も頼もしい。

第一部は観られなかったんですけど、中国のチベット侵略について発言があったらしいですね。

それもNHKでは珍しい光景だっただろうね。いろいろ問題や批判もあって、NHKも変わってきたんだろうかね?

ときにお兄さんはNHKの受信料払ってるんですか?

当然払っているよ。

でもこんな特番でもなければ、朝ドラも大河ドラマも韓国ドラマも観ないし、のど自慢なんて大嫌いだし、女子アナにも興味ないし、ニュースも特にNHKってわけでもないし、もったいないんじゃないですか?

唐突に人の嗜好をばらさないでくれるかな。ともあれ、何はなくとも
あの番組がある限り、応援してもいいかと思っている。

もしかしてアニメですか?

馬鹿者!
これに決まっておる!

……お兄さん……

そ、そんな目で見るなあ!面白いんだぞお!

0
2005/8/12

esha君、ほらこれ。

あっ!いま巷で話題の
『マンガ嫌韓流』
じゃないですか!読んでもいいですか?

どうぞどうぞ。

(踏み踏み、読み読み)

(うっ、ちょっとカワイイ……)

……読みました!なかなか面白かったですね。ちょっと議論が乱暴な気がしますし、扇情的な感じもしますけど。あと、マンガとして見ると、一話一話の終わり方が唐突でまとまりがないというか、オチてないというか。

まあこれは、「こんな事実もありますよ、こんな捉え方もできますよ」ってことを世に広めようっていう啓蒙書だから、そのくらいでいいんじゃないかな。全体的なトーンはえらく冷静だし。これが出発点になって、日韓の歴史問題に対する日本人の興味関心が拡大することを願ってやまない。だいたい正確で慎重な議論をやろうとしたら、このマンガの一話ごとに研究書が書けるよ(乱暴で扇情的な研究書ってのもあるけどね)。

ちなみに、何か知らなかった知識とか印象に残った話はあったかい?

知らないことは結構ありましたけど、78ページのスマトラ沖地震救援金の話は笑いました。いくら何でもそりゃないよって感じで。でももっと徹底的に韓国を貶してるのかと思ってましたけど、どちらかというと日本のマスコミとかのほうに厳しい内容でしょうか。

この程度のメディア批判本はすでにいくらでもあるんだけど、やっぱりマンガだからなのかな、なかなかメディアが取り上げなかった理由は。日韓の歴史問題に関しては、問題自体を表沙汰にするのを避けてきた日本政府やマスコミの責任も大きいという意見には賛成するね。もちろん、引いては我々国民自身の責任でもあるわけだけど。

これから勉強していきます!日本国民じゃないけど……

いや、その意気やよし!頑張ろう!

ところで
『マンガ嫌韓流』は続きが出そうですね。

これだけ売れればねえ。次はどんなネタを持ち出してくるのか……でもお願いだから、「元寇は高麗寇だった」ネタは勘弁して欲しいなあ。

えっ!?そんな話があるんですか?

あるんだよ。私から見るとかなり極論だと思うんだけど、まあそれはおいおいこのコーナーで検証してみよう。

はーい!……ときにお兄さん、『マンガ嫌韓流』と一緒に何を買ってきたんですか?(ガサゴソ)

ああっ!こらっ!勝手に開けるんじゃな……

へえ〜、
これ
ですかぁ〜(ニヤニヤ)。

いっ、いっ、いいじゃん、別に!

0