今夜TOKIOが出演で、人間の、特に日本人が失いかけている感覚についての番組がありました。非常に興味深く見ていました。
自分自身も20代前半頃からずっと感じていたけど、子供の頃、こんなことは直感的、肌で分かった、感覚で分かった、っていうものが、完全にうすれた。人の心や行動もそうだった。今はそんなこともなく、自分自身さえ持て余している。
なんだろう、子供の頃ってみなさん何かしら不思議な体験・経験をしていたことはありませんか?僕はあります、あえて書きませんが。恐怖体験とかっていうことじゃありませんよ。それは子供の時に持っていた、研ぎ澄まされた感覚。たしかにあったんだ。どこへ行ったのだろう。
特に赤ちゃんの時は誰しも感覚のかたまりのようなものだそうです。それが大人になり、概念というフィルターを通して物事を考えるようになり、だんだんその感覚がなくなっていくんだそうです。特に、今の科学、便利、情報時代で、自然に接する時間がほとんどない現代人。相手と顔を合わさなくても会話もメールでできる。物は買いに行かなくてもネットで通販できる。そんなだから生活範囲を狭く限定しても生きていけるひきこもりを生む。
科学の進歩は便利を生み、良かれと作った便利さが人の純粋なところを削っていく。
番組でチベットの人たちをリポートしていたけど、本当に素晴らしい国、いや、人たちだった。みんな笑顔でいい顔してた。知らない旅人に向かって笑顔であいさつをするなんて、日本では考えられないこと。
それと驚いたのは、チベットではいろんな人が毎朝、まずは家族の幸せとともに世界の幸せを祈っていたということ。自分がまず良くないといけない、自分が良ければいいと思いがちな人が多い日本人のみんなはこのチベットの人たちのことを知るべきだ。戦争を起こす、起こしかねない人たちも、チベットを1度訪れて、その人たちの人柄と生活にふれてみるべき。世界がみんなこの人たち同様、世界の平和を願えたらいいのに。
これからはこんな時代だからこそ、自分が自然であるよう意識しないといけないのだろう。また、精神がリラックスして雑念を起こしにくい瞑想や、他には例えば仏教の真言や般若心経を唱えるのも効果的だろう。きっと心を落ち着かせてくれると思う。

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