バイクに乗っている人、乗ってた人はご存知、「ピースサイン」といわれるコミュニケーションがあります。対向車線などですれ違うライダーに対し、いわゆる指2本のピースでサインを送る動作。それ以外にも、コクリと会釈したり、手をあげたり、親指立てたり、中にはガッツポーズをする人も!?全てピースサインと同じ意味合いです。最近走ってると会釈で済ます人の方が多いかな。
でもこのピースサインの習慣を知らない人が今は多いといから驚きです。
ピースサインは、単に挨拶ということもあるけど、「ピースを出す余裕を持っていきましょう」、とか、「無事を祈って」というお互いへのエールだったりもします(かっこいいな〜)。
『「こんちはー」「お互い楽しもうねー」「気を付けてー」なんていう、お互いにエールを交換するということで始まったらしいとの事です。
このピースサインは1969年に公開された映画「イージーライダー」の影響と言われているらしいですね。自由を我らに…と言った、アメリカン・ロード・ムービーの代表作です。自由を求めて去っていった彼らに対してのはなむけかどうかは知りませんが、行き交うライダーの無事を祈って、ピース=PEACE=平和…つまり死なないこと、安全に…の祈りを込めて、もしくはピースを帰すゆとりを持とうよ…と言った意味をこめて、本州を中心に広まったと言われています。』
上記『』内は引用しています。
最近数多くツーリングに出かけてますが、たくさんではないけど一部のライダーは会釈やピースを投げかけてくれます。そういったサインには僕もどんどんお返しの会釈なりサインなりを気持ちよく返していきます。
対向車線のライダーだけでなく、コンビニなどの店先で、バイクを止めて休憩してるライダーたちとも、お互いを認識したら手を振ります。今日も豊岡市街でそんなことがありました。
だいたいさりげなくサインするんだけど、けっこうアピールしてサインに気づかせてくれるライダーもいました。
もちろん峠道で一生懸命コーナーを曲がってる時や、市街地の交差点で右左折など忙しい時、危険な時はしません。それで、お相手が会釈でもしてきたら出来ればこっちも会釈程度は返します。
サインを出すタイミングは空気を読みながら、お互いが「こっち意識してるな」と思えば自然にお互い息が合いながら出す時もあるし、片方が出してそれに気づきお返しをすることもある。
悲しいのは会釈しても返してくれない人。なかにはすごい集中力でバイクに乗り、そんなのに気づかずライディングをしている人もいるそうで(自分が走る路面以外もまわり見えてた方がいいと思うけど…)。
バイクっていうのは開放的で体が露出している乗り物だからか、乗ってるとよく話し掛けられます。多いのがガソリンスタンド。車で給油に行くと、余計な話なんていっさいしたおぼえないのに、バイクでスタンド行くと、「今日は天気がよくて気持ちいいでしょう」とか、「これナナハンですか?」とか、けっこう色々話し掛けられます。あとツーリング先での休憩中、やはり休憩してるライダーから挨拶されたり話し掛けられたり、そんなこともたまにあります。
こんな感じでバイクは比較的コミュニケーションの多い乗り物です。こういうのもバイクの1つの楽しみだったりしますね。僕も出先でのこういったことを楽しみのひとつにして期待を持ちつつ出かけています。
最近はスクーターが流行ってて色々出てるのでずいぶんバイクにも乗りやすくなりました。
ピースサインはあくまで安全に、する方も返す方も事故しないように気をつけて行いましょう。お互いの旅の安全と健闘を祈る合図なのですから。

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