僕は音楽をしている。その上で大切なすばらしい仲間がたくさんいます。このブログにやって来る℃変態さんたちもそうです。
そんな仲間たちの中でも、僕という素材を見つけてライブの世界に誘ってくれた2人組がいる。
「三人書房」
という男性(兄弟)2人組による、現在東京でワンマンライブまで何回もこなしているブレイク寸前のアコギユニットだ。
アコギ2人組というと、ゆずとか19とかあたりを思い浮かべる人が多いと思うが、この2人は今までいたユニットとはまるで違う、彼らだけの世界をちゃんと持っているそんなミュージシャンだ。もちろん影響されたミュージシャンも彼らにはいるが。
楽器はアコギ2本ながらも、ロックありバラードあり、メロディアスあり、リズムあり、そしてライブではエンターテイメント性さえ持ち合わせ、楽しいライブ空間を作る彼ら。
以前僕が米子にいたとき、まだライブ活動をしていなかったとき、某楽器店でギターを買い、その楽器店企画の、1人2曲演奏のスタジオライブに出させていただいた。彼らと知り合ったのはその時。
僕が歌ったのはいずれもカヴァー曲、有名な「カントリーロード」という曲と、サニーデーサービスの曲で「海へ出た夏の旅」というフィンガースタイルの曲を歌った。
三人書房は「ワイルドマンソング」と、あと1曲は何だったかな、「真夜中の遊戯」だったかな??という曲を演奏してたんだけど、そりゃもう僕のツボで、僕だけでなくもちろんみんなにもウケてました。
そんな彼らも僕の歌を聞いてくれており、どちらからという事もなく、自然に話しかけて知り合いになった。僕はそれから彼らの大ファンになったわけだけど、彼らは彼らで僕のことを押してくれて、「いさおさんもライブ出ようよ」と、何回も言ってもらった。「(出なけりゃ)もったいない」とまで言ってもらえたのは恐縮、そんなでもないがねぇ。でもうれしかった。
僕は彼らが米子ベリエでライブをする度に足を運んで見に行った。その度に楽しくて飽きない、また次も見に行きたくなるライブを見せてくれた。
僕はというと、なかなかライブに出るのは敷居が高く感じられたが、何度も三人書房は一緒に出ようと誘ってくれ続けました。そして実はもう一人僕の背中を押してくれた人がいて、その人はKちゃんという人。
僕ははっきり言ってギター下手です。今でも難しい弾き方なんて出来ません。特にその頃ときたら弾きまくるだけのジャカ弾きしか出来なかった。そんな自信のないギターではとてもライブには出れないと思っていたが、Kちゃんは
「いさおさんは歌で勝負ですよ、ギターはあくまで伴奏でいいじゃないですか。」
と言ってくれました。
そんなプロセスがあって、何ヵ月後かにはついにライブハウスでライブ活動をし始める事になったわけですが、三人書房のお二人の誘いと、Kちゃんの僕の背中押すひとことがなければ今の僕はなかったか、もしくは出現が遅れたり、今まで出合ったミュージシャンも違った人たちになったかも知れません。
この人たちがいたからこそ「いさお」というミュージシャンは今あるのです。本当に感謝するところです。Kちゃんは最近連絡とってないな〜、元気かなぁ。今度メールしてみよう。
今日三人書房(兄)のしょーちゃんから久しぶりに電話があった。電話もすごく久しぶりだが、会ってないのはもう1年以上になる。相変わらず元気そうだし、近況を聞けば一歩ずつ前に向かっているようで本当に良かった。今度じゅんちゃん(弟)ともまた話したいものだ。
現実を見ればもう僕は夢を追えないだろう。学生時代は歌手か俳優になりたかった。もうそれが無理な僕にとって三人書房は夢と希望だ(彼らのプレッシャーにはなりたくないが)。どうかブレイクしてCDがたくさん売れて、たくさんの人に聞いてもらって、HEY!HEY!HEY!に出て浜ちゃんにツッこまれたり、念願の武道館でライブをして欲しいと思う。
もう何年も前になるが、多くの仲間とベリエあたりで盛り上がっていた頃を思い出す。あの頃の仲間はみんなもうそれぞれの道を歩んでいて、結婚してすでに子供もいる人、いまだひたむきに歌い続ける者、ひょっとしたらもう交わることもないやつらもたくさんいるだろう。
あの頃みんなで、三人書房を東京に送り出す前、大感動のライブをやってくれた事、それぞれみんな別れに涙があった事、遠く離れてもずっと仲間でいようと誓った固い握手、忘れられない思い出です。今でも、離れてしまってなかなか再会出来ない事にはさみしさを感じるが、それよりも、彼らに幸あらん事を願います。こんなに大切な仲間はこれからまだ先の長い一生でももう得がたいでしょう。
また、僕はバンドを見るのも大好きで、色んなバンドを見に行き、そして知り合った。でも年数が経てば解散もやむなしという状況も多く、ライブがなくなったらもう会えなくなってしまった人たちも数多く。
あの頃のみんなも、三人書房も、僕も、今の仲間も、会えない人も、ずっと元気で人生なにかを楽しんでいきましょう。
最高の仲間 三人書房HP↓
http://san-sho.hp.infoseek.co.jp/pc/index.htm
しょーちゃん、じゅんちゃん、勝手に色々書いごめん。

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