2011/7/31

健康福祉常任委員会視察・習志野市  活動報告

 26日健康福祉常任委員会の行政視察の2日目。この日の午前中は習志野市に伺いました。 習志野市は、千葉県西部の東京湾に面した人口約16万4千人の文教住宅都市と言われる町。江戸時代は幕府直轄地と旗本支配地で、明治32年に陸軍騎兵連隊が置かれ軍都として発展し、戦後は1950年代後半から2度の埋立事業により市域が拡大して、工場団地や住宅団地が建設され急速に都市化が進展したものです。
 習志野市では市庁舎には行かず、幼保一元化を推進、実際に事業を行っている『東習志野こども園』という現場を訪問しお話しを伺いました。
 『東習志野こども園』は、幼稚園・保育所のノウハウを融合させた、習志野市就学前保育一元カリキュラムによる保育や子育て支援を実施し、提唱することにより、保育一元化を推進しており、 家庭状況に係らず、短時間児(幼稚園系)と長時間児(保育所系)を区別することなく、幼児教育の機会を提供するために、4、5歳児の合同保育を実施しています。また、地域に開かれた子育ち、子育て支援の拠点として、『東習志野こども園』に隣接、合同施設として『こどもセンター』を設置することにより各家庭のニーズに応じた保育・子育て支援を実施しているということです。現在『東習志野こども園』は開園6年目を向かえ、短時間児119名、長時間児156名の計275名の子どもたちが通っています。
 まず現場に降り立って感じたのは、広々とした園庭の緑溢れる素晴らしい環境。お隣に小学校があり、おまけに時によっては小学校の校庭も使っているとか・・・。決して郊外にあるわけではなく、市街地のその一角に独特の風情を醸しだし、ここが“文教地区”と言われている所以を十分肌で感じました。
 紹介したい取り組みはたくさんありますが、短時間児(幼稚園系)と長時間児(保育所系)の4、5歳児の合同保育について簡単に・・・。短時間児(幼稚園系)の子どもの通常保育は午前9時から午後2時で、長時間児(保育所系)のは通常保育は午前8時半から午後4時半(時間外保育は午前7時から午前8時半。午後4時半から午後7時)で、その時間帯の午前9時から午後2時までが幼児教育の機会を提供するための合同保育となっているそうです。つまり、長時間児(保育所系)は登園して午前9時まではいわゆる保育所形式、午前9時から午後2時までは短時間児(幼稚園系)とともにいわゆる幼稚園形式で園生活を送り、短時間児(幼稚園系)が午後2時で帰りだすと、再び午後7時まで保育所形式に戻るというわけです。短時間児(幼稚園系)と長時間児(保育所系)の関わり合いに大きな問題もなく、場合によっては短時間と長時間との入れ替えも可能ということから、当然ながら保護者からも好評で、この『東習志野こども園』は大変人気があるということです。習志野市では、このようなこども園を平成24年にもう1園、最終的には7つのこども園を設置したいとの構想です。
 習志野市が幼保一元化を推進、先進的に取り組んでいる背景には、昭和40年代から“文教都市”として大変教育関係に力を入れていることなども語られましたが、ご説明をいただいた園長先生や園の職員さんはもとより、案内をしていただいた市の職員さんまでもが、この事業関係にとても自信と誇りを持って取り組まれており、堂々としておられたのが印象的でした。幼保一元化のカリキュラムについては、さほど詳しくなかった私でしたので、今回の視察は、現場サイドの生の声もしっかり聞けて大変有意義なものになりました。幼保一元化の事業は、施設面、環境面からの考えが先行するのではなく、まずはしっかりとした教育理念があってからこそのものと感じました。
 
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