
M口さんは会社の同僚です。
50代のおじさんなんですが、
結構仲がよくて よく飲みにいきます。
M口さんの話は
年が離れてるせいもあって
すっごく新鮮で聞いていて面白いです。
似顔絵の仕事に就くまで いろいろな職業に就いたらしい。
造船の仕事 アニメーター 肖像画描き 着物の絵付けなどなど。
肖像画の時は先生に付いて勉強していたら
先生と兄弟子が宗教に走ってしまって
置いていかれてしまったそうだ。アハハ
M口さんはお酒が大好き
昔はおねーチャンがいるところに飲みに行く事もあったそうだ。
路上で寝たことがあるという話から 聞いたお話。
『ある日一人でふらりと入った店は 店のライトが全面的に紫色なのよ。
ちょっとまずいな〜と思ったけどさ〜
財布の中に11万(!)入ってたので
まあなんとかなるだろと思って入ったのよ。
そしたら わ〜って店の女の子がみんな寄ってきて
すごく盛り上がって気づいたら
11万み〜んなつかちゃった!』
私『へ〜 ボッタクられて、ポイって。それで 路上に?(^^)』
『いやいや ああいう店はあんまり殴ったりとか暴力とかそういうのはないのよ。 穏便に済まして電車で帰れる位のお金は残してくれるもんよ』
私『負けてくれたんですね。帰れたのに じゃあ なんで 路上に寝たんですか?』
『そのお金で なんか食っちゃったのよ〜』
いやあ すばらしい! 食っちゃうかよ
その後 朝まで路上で寝て 警察でお金を借りて家に帰ったそうだ。
そして紫にライトの店には近づかないようにしてるんだ〜 と言ってました
なんというか・・・M口さんは昭和の男です。

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