いやはやなんとも辛い。
何が辛いって、地域の医療、介護、福祉の連携の枠組みからまったく無視されるほど辛いものはない。
本日行われた高知市の地域リハビリ連絡協議会で専門職の連携構想が語られたが、薬剤師の名前は皆無。行政を始めとして医師、歯科医師、看護師、保健師、理学・作業療法士、栄養士、ケアマネ、ヘルパーなどなど数多くの職能が名を連ねているにもかかわらず、薬剤師の文字はどこにも出てこない。私は薬剤師会の一員として連絡協議会に呼ばれているのに、文書や説明図には出てこない・・・。
まいった。いかに薬剤師という職能が多くの専門職から理解されていないか薄々感付いてはいたものの、あらためて完全に枠外に出されてみるとけっこう辛いものがあった。
泣き言言っている場合じゃない、そう思いなおし、1人一言のチャンスがあったので薬剤師の立場から考えていることを伝えた。連絡協議会のみなさん、少しはわかってくれたような気がする。
薬の副作用で、おこる身体状況の悪化例をあげてみると・・・
1)睡眠薬や安定剤、筋肉弛緩剤による眠気、ふらつき。これは転倒骨折や昼夜逆転につながることも多い。
2)血管拡張による降圧剤で歯茎の腫れ。これは要れば不適合につながり食事に悪影響を及ぼす。食べられなければ当然身体は弱る。褥瘡もできやすくなる。
3)かゆみ止め、鼻水止め、花粉症のぐしゅぐしゅ状態に用いる抗ヒスタミン剤。この副作用で尿閉が怒ることもある。尿が出なければ、えらいことになる。
もちろんこのほかにもたくさんある。ここまで言ったらみんななるほどと言ってくれるわけで・・・
こんな事例をほんとうはたくさん持っているわけなのに地域の連携枠に入れてもらっていないのはなぜなんだろう?
結局、薬剤師が今までそういうことにあまり関わっていなかったからだろうなあ。机上の空論だったのか、内弁慶なのか、それはさておきこれからはそんなことじゃあいけない。
「薬剤師にも関わらせてください。」
今回はっきりとそう言ってきた。みなうなづいてくれた。期待してくれている。
これからはお誘いがあるに違いない、と勝手に思い込んでいる。
でもそれはそれでえらいこっちゃ。今後はこの期待を裏切っちゃあいけない。
クレジットカードは残高無しで引き落とせないことが何回か続くと、取り消しになり、5年は再発行できない。「信用」はもっと怖い。何回か裏切ったようなコメントを薬剤師がしようものなら、5年どころではなく、10年くらい信用回復にかかりそうだ。
これを読んでいる薬剤師のみなさん。
しっかりやってくださいよ!!!よろしく^^旗は掲げてきたからね!

0