介護施設の人手不足の現状についてNHKが特集してました。
たぶん再放送だと思うんだけど、火曜の夜中の分を見てしまい眠れなくなりました。
人づてに聞いて、知ってはいましたが、これほどとは・・・
2006年9月の読売オンラインの記事にもありますね。
ちょっと皆さんも読んでおいてください。
要するに一定の介護報酬が入ってきても、人件費がある一定額からはアップできない、ということが問題の根底にあるわけです。
なるほどそりゃそうです。
入居率は100%が当然上限。定員以上には入れません。ということは入居者が仮に10名とした場合、10名分の介護報酬しか入らない。これまた当然。
とすれば職員の給与は、いくらベテランになろうが、世界一素晴らしい介護をしようが、ある一定までいけばそれ以上あげるのは無理になります。
無い袖は振れないわけだから。
で、この給与がある程度あれば多少のきつさは我慢できるんだろうけど、これがまた微妙で平均年間300万前後らしい。安い場合年間200万をきる場合もあるようで。
一家の大黒柱が妻子を養っていくにはきついことは言うまでもなく・・・
男女を問わず職員が将来の安定生活に不安を抱き辞めていく。そして高齢者の職員からも夜勤や肉体労働のキツサを理由に敬遠されはじめ・・・
募集をかけてもほとんど職員が集まらないというのも仕方ないですね。
でもほんとにこんなままでいいのでしょうか?
根本的には介護報酬をあげられない国の事情もわからなくはないけれど、施設に対しての報酬が低いということがかなり浮き彫りになってきたわけですね。
やはり彼ら施設職員の仕事内容はもっと評価され、高い労働対価を得られるようにするべきでしょう。それだけのことをやっているし、ものすごく重要な仕事じゃないですか!
次回介護報酬の改定は平成21年4月。それまでまだ1年と11ヶ月。
今、非常に苦しい状況の介護施設職員さん。
耐えて耐えて次期改定で大幅な給与アップにつなげられることを信じて頑張ってください。

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