今回の中越沖地震に対する手助けは必要ないのだろうか・・・とヤキモキしています。今のところ日本薬剤師会からはボランティア招集はありませんが、ないからいいという問題でもないような・・・そんな気分です。
かつて阪神大震災のとき、神戸の隣町三木市の病院に勤務していた私は、1週間病院の薬剤部に寝泊りして様々な救援をしました。いろんな人に「大丈夫か?」と聞かれましたが、「おおむね大丈夫」と答えつつも、「でも人手は多いほどいい」というのが本音でした。
ほんとは、病院に寝泊りですからまともに横になってないわけで、3時間でいいから自宅で横になりたい、と思ってました。でもそういうことをしたいから助けに来て欲しいとは言えないわけで・・・。正直一番望んでいたのは「ちょっと横になっておいで、その間変わってあげるから」という積極的声かけだったような気がします。
で、他の医療スタッフ(特に透析担当ナース、テクニシャン)がヘトヘトになっているのを見て、知人数人に応援を頼んだんですが、そのうちのひとり曰く「戦場のような忙しさを想像していたけど、そうでもなかった。これなら来なくてもよかったんじゃない?」だって。
いやいやそうじゃないんですよね。来てくれたことそのものがスタッフにとっての励ましであり、慰めなんですよね。少しでもたった1分でもボランティアのお陰で座っていられる時間が持てたなら、それは100分にも相当するほど大きい心の支えになるわけで。
・・・そんなことを思い出しながら、山古志、能登、そして今回の地震を考えた時、何もできていない自分がどうにも情けなく、申し訳なく感じます。柏崎を中心に中越の人たちがしんどい思いしている時に「北海道でこんなうまいもん食べてた」なんてブログを別なところでは書いたりしてたんです。とんでもなく不謹慎でした。申し訳ありませんでした。ほんとにナサケナイです。阪神大震災のときの思いは忘れてしまったのか!と自分に喝を入れたい気分です。
茨木のM先生が災害ボランティア活動をされているとおっしゃっていました。何かお手伝いすることはないのか、聞いてみたいと思っています。また、もしこれを読まれた新潟の薬局、病院の先生で、本音の部分での少しでもいいから来てくれ!というボランティア要請があればコメントに書き込んでください。

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