表題の研究会のメンバーにこの度就任しました。
薬剤師としては県内初めて・・・???
でも定例理事会の議題用紙には実に「第90回」と書いてあります。
その間薬剤師いなかったのかなあ。
もったいないなあ。
各職種みな熱心です。
感心します。勉強になります。
初回は何も発言できませんでした。
療養型病床の廃止後、いったいどうやって在宅で暮らすのか、それを見据えたリハビリ施策も検討されていましたが、これは私にとっては驚き!
だってね、療養病床の患者さんの在宅復帰っていうこと自体今までイメージしていなかったんですから。
でも、訓練と条件次第で可能なことがわかり目からウロコでした。
要するに「食べられなくなってきた≒経管チューブ」「漏らすこともある≒おむつ」という安易な構図が在宅復帰を妨げているようですね。
入所者の90%近くが経管チューブ&おむつ患者という施設もあるらしく、これは実は大問題。つまりリハビリの方法があったはずなのに、安易に安静介護を選んでいる現状があるようなのです。
日本の医療の問題点は「安静看護」の比重が大きいことと言われています。動かさず、安静にして治療をすることは急性期治療なのですが、これを少々長くやりすぎると結果的に「安静介護」に移行してしまう。つまり回復期のリハビリ導入が遅れてしまうと、もう退院復帰できるはずなのに動くことができない体になってしまっているということです。
いったん寝たきりになったら、そこからの復帰は困難を極めますが、あきらめちゃいけない、ということがわかりました。いや〜また刺激を受けてしまった。

2