月の夢SS4話(笑)
続きへどぞw
・・・
社長「ふむ、花見・・・とね?」
千早「ええ、皆さんで行きたいと思っているのですが皆さんの都合がつきますか?」
社長「ほほう、最近は特に忙しくて行ってなかったが昔は音無君・陽月君や彼の担当してたアイドル達とよく行ったものだよ。」
社長は懐かしそうに語る
小鳥さんが思い出したように
小鳥「そうですね・・・あ、それで思い出したのですが、いつも場所取りのときに一番いい場所取れるのです?というか、花見の時に限って何故か強面のおじさんとよく話してますし(汗」
社長「ああ、私の古い友人でね、彼が使った次の日に私達が借りていたのだよ」
・・・周囲は思う[深く聞いちゃ駄目」だろうなと・・・
それを察した社長は
社長「・・・まさかと思うが、「その道」の人間だと思っていないだろうな?」
くすくすと笑いながら小鳥さんは喋る
小鳥「まさかぁ、社長の謎のコネは今に始まったわけでもありませんし」
周囲「(そう思ってるのは貴女とプロデューサーだけなんじゃ・・・)」
社長「ともかく、だ。そう言うことなら日付を決めて、その日は全員休みにしよう!」
・・・
ナンデスト?
小鳥「あ、あの社長それは・・・流石に無理なのでは・・・?」
社長「はっはっはっ!まあ、任せなさい」
と言って、実際に全員休みが取れるという荒行を社長は後日こなす事となる。
どうやったかは、本人曰く「奥の手使った」と言い社長はシルエット越しに不敵に笑う
何故だかカッコ良く見えないのは気のせいではない(笑)
社長「そうそう、如月君に天海君に音無君」
三人「?」
社長「彼と4人で行きたまえ」と言いながらチケットを千早渡す
千早「えと・・・これ・・・有名なオペラ歌手のコンサートチケットじゃないですか。こんな良い物をどうして?」3人を代表して疑問に思った事をいう
社長「知り合いに貰ったのだが私は丁度用事があってね・・・それに唄の参考になるかと思って良かったら見に行きたまえ」
千早「し、しかし・・・」
社長「ジャンルは違えど学ぶ事は大切だ、それにな・・・これは先行投資みたいなものだ。学ぶ事により新たな力をつければより君達のファンは増える、そうすればわが社の人気も更にUPだ。たとえ、そのような事がなくとも聴く聴かないとじゃ違いは大きく出てくる。どうだ?悪い点などな何処にもないだろう?」社長は軽くウインクする
一瞬彼女達は感じる
春香「社長・・・なんだかプロデューサーさんみたいです」
彼女の言うPとは彼の事だろう
社長「ふっ、さてね私は、私だ・・・唯の765プロの社長だよ」
社長は不敵に笑う、しかし、やっぱりカッコ良く見えないのは気のせいではない(笑)
「あの・・・」と話しがチケットを頂くという所で小鳥さんが言う
小鳥「どうして、私も含まれているのですか?私は関係ないと思うのですが」
そう言ってから、千早と春香は顔を見合わせて頷き合う
そうして、二人が小鳥さんの左右に回り腕を掴む
小鳥「わっ、二人ともどうしたのですか?」
千早「何を言ってるのですか」千早の後を続いて春香が続ける。
春香「私達、・・・じゃないですか♪」
小鳥「な、なな、ナンノコトデショウ?」片言になる小鳥さん
社長「うんうん、仲良きことは美しきかな」
小鳥「あのですねぇ」
社長「ほほう、私の口から言わせて欲しいのかね?」
小鳥「・・・うぐっ」声を詰まらせる小鳥さん
小鳥さんは目を逸らしながら
小鳥「え、遠慮しておきます。」
春香「くすくす」と春香が笑う
小鳥「な、なんですか?」髪の後ろに漫画汗が流れる小鳥さん
春香「いえいえ、なんでもありませんよ〜、ね?千早ちゃん?」
千早「くすっ、そうですね(笑)」
小鳥「っく、今日は分が悪いので帰りますね!」怒って帰る小鳥さん
分が悪いって・・・帰れないだろ「普通」は
社長「うむ、花見の日程は明日決めてしまうから、明日も出勤するように」
・・・・
春香「って、帰らせてもいいのですか社長?!」
社長「はっはっはっ、問題ない彼女が仕事を終わらせずに帰るはずないからな」
千早「まあ、確かに小鳥さんなら問題ないでしょうね」
春香「・・・ん?あれ、千早ちゃん?」
千早「どうしたの春香?」
春香「小鳥さんの事、何時の間に呼び方が変わったの?」
千早は、笑顔で答える
千早「つい最近よ、「ハッキリと気づいた」から・・・今となってはもっと早く呼び方を変えば良かったかな?って思うわ。」
春香「そっか、「仲間」・・・だね?」
千早「ええ「仲間」よ」ふふ、っと笑う千早
社長「私も混ぜてくれないかね?」
二人「駄目ですよ」
社長「(´・ω・`)」
二人は笑う
二人「そんな(そのような)顔をしても駄目です♪」
・・・・
・・・
・・
・
次の日
社長「おはよう諸君!花見の日程が決まったぞ!勿論その日の仕事は全てキャンセルさせた!」
周囲「ちょwwwなにしてるんですかwww」
周囲の人達は慌てて確認を取り始める
他のP「あ、いつもお世話になっています765事務所の○○です。それで○○さんに代わっていただきたいのですか・・・・」
○○「ああ君か、話はおたくの社長・・・ああいや、詳しくはこちらの重役から言いわたされたのだが、キャンセルの話だろ?・・・正直驚いたのだが、上が了解してるのだからこちらとしては何も言うことはない。次回の分に出演してくれればかまわないさ」
と言った感じの返答が皆一様に返ってくる。
皆、先方が怒っていない事に驚きを禁じえなく、社長の「謎の力」というかコネは、ますます謎になっていくのであった・・・。

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