次は第65番・第66番札所である祥雲寺観音堂へ。車を停める場所がありませんので、やや離れた路上に駐車する。自宅を兼ねている建物のようで不審者の侵入に警戒しているためか、勝手に境内に入る事ができない。インターホンを鳴らして参拝させてもらいたい旨を伝えないといけない。
本堂向かいの正面に観音堂があります。今回は撮影ができなかった。ちなみに出て頂いたのは住職の奥様だと思うが、この観音堂が糟屋北部新四国八十八ヶ所霊場である事を知らなかったようです。
次の札所は第68番札所である平山薬師堂。ここも狭い道を登り集落の一角にあるもので駐車場はない。上り道の行き着ける所に駐車。
薬師堂には薬師如来の他に霊場札所御本尊である阿弥陀如来に釈迦如来・十一面観世音菩薩と様々な仏様が安置されている。
御本尊・阿弥陀如来。経年劣化の為修復歴が見受けられるもの。
次は第69番札所である宗勝寺大師堂。御本尊は弘法大師とまたここで四国霊場の御本尊とは違いがある。
駐車場は広く山門は立派なもので参道を通って本堂に続く道は素晴らしいもの。本堂も大きく立派なものです。また雑草などもなく手入れをしっかりされている寺院。小早川隆景の重臣で立花城代を務めた浦宗勝が亡妻を弔うために建立された寺院。
宗勝寺本堂。1569年に建立したが焼失し現在の本堂は約200年前に建てられたものらしい。
大師堂は隅にあり小さなもの。また結構扱いが雑な感じがするものでした。やはり大きな寺院化管理する札所は何処もこんな感じ。弘法大師は真言宗の開祖なので、曹洞宗等の寺院はやはり宗派の違いから扱いが宜しくないんだろう。
ここで残りの札所が少なくなってきたので訪問しやすい場所から訪問する事に。次は第82番札所である東漸寺観音堂へ。
東漸寺という名称だが、無人の寺院で地元の方が管理をされているという寺院。東漸寺は天台宗の寺院で、今より約1200年前に最澄が開いた寺で、大師作の木像聖観世音菩薩を本尊とした由緒ある寺でしたが、いつからか観音堂だけが残る。
四国霊場とは違う御本尊である聖観世音菩薩。元々最澄が制作した木造の聖観世音菩薩が御本尊だったが盗難に遭い、現在は青銅製の聖観世音菩薩が安置されている。
次は第83番札所・湊観音堂へ。湊観音堂は海沿いにある「みなと釣具」の前あたりにある階段を登って行くようになっている。
足場は濡れていると滑りやすいであろうと思われる。また登坂になっていてかなり歩いて行く。
御本尊である聖観世音菩薩。地元の方から愛着がある名称だと思われる「おもり様」と書かれた扁額が印象的。
次は第84番札所・将軍地蔵堂へ。住宅地にある堂なので駐車場はない。地蔵堂前の路上に駐車させて頂く。
民家の敷地内にある堂です。地蔵堂ですが、霊場札所の御本尊は聖観世音菩薩。四国霊場第84番札所の御本尊は十一面千手観世音菩薩なので若干違いがある。
中央には将軍地蔵菩薩。右側に霊場御本尊の聖観世音菩薩が安置されている。お賽銭箱などもきちんとあり、しっかり管理されている堂だと思います。
次は第85番札所・延命地蔵堂。御本尊は延命地蔵菩薩で四国霊場の御本尊とは違います。駐車場はありません。近くに第86番札所西念寺観音堂があるので、参拝に立ち寄る形で西念寺に駐車させて頂きました。
延命地蔵堂。
延命地蔵堂には複数の地蔵菩薩が安置されていた。おそらく一番奥の地蔵菩薩が御本尊の延命地蔵菩薩と思われるが、ペンキで塗られたテカテカ感があり手作り感を感じる。こう言ってはあれだが顔は油性ペンで書かれているようにも見える。
次の札所に移動します。

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