背中の痛みについて ◎院長の臨床報告
今日は背中の痛み、特に肩甲骨の内側の痛みについてです。
整体・マッサージ・鍼灸・整骨院などを受診される方に多い症状の一つとして背中の痛みが上げられると思います。肩凝りに悩まされている方も多いのですが、それと同じくらい背中の肩甲骨の内側の痛みに苦しんでいる方も多いようです。
この肩甲骨の内側の痛みというのはかなり厄介なものです。
気の治療法を含めた色んな治療を受けている患者さんに、どれが一番患者さんにとって楽になる治療法か?と質問したとしたら、多分「強押しの指圧!」と答えられる方が多いのではないかと思います。
気を使った治療法を行っている先生だとみなさん当然経験があるのではないかと思いますが、気を使うと背中のゴリゴリは取れて、痛みも少しは楽になります。
しかし、それ以上気を流し続ても痛みには変化は起こりません。
「まだ痛いまだ痛い・・・」と言われてあせりながら気を流し続けたりした先生が多いのではないでしょうか?
「こんなに筋肉が緩んでいるのだから、もう痛くないはず!」
「痛みが取れていることを患者さんの方が認めたくないだけじゃないか?」
と思っている先生もいるかもしれません。
患者さんにしてみたら、「痛いから早くなんとかして!」「強く押してもらった方が楽になるから早く押して!」って言いたくなるでしょう。
そうなんです、筋肉はゆるゆるになっても痛いものは痛いのです。
それが指圧だと、その痛い部分を強く押せばその場は痛みが麻痺して楽になるんです。
またすぐに元に戻るのですが、それでもその場は楽になるのです。
痛みの出る部位は、肩甲骨横の起立筋だったり、肩甲骨のキワだったり、胸椎のキワだったりすることが多くないでしょうか?
そしてそこを、一生懸命押したり・ゴリゴリやったり・何度も気を入れたりするわけです。
しかし、患者さんの方は「まだ痛い!まだ痛い!」と仰います。
これでは、何年続けても痛いままなんです!
押し方が悪いとか、気の力が弱いとかいう問題ではありません。
気が強い人がやっても、取れません。たとえ取れたとしても、またすぐに戻ります。
では何故、筋肉がゆるゆるになっていても痛いのかといいますと、筋肉のコリと痛みは別ということです。
治療家によっては、痛みを出している筋肉異常はもっと深いところにあって、そこに上手く触れていないから取れないんだ!と言う先生もおりますが、そうではありません!
筋肉異常もそうですが、痛みは別の所から来ているので、患部の深い所をいくら治療しても痛みは止まりません!
では、痛みは何処から来ているのか?ということになりますが、
痛みの出る部分は患者さんによって様々なので、患者さんによって原因部位は異なるのです。
ここら辺の痛みはこのテクニックで必ず取れる!というものは存在しません。
これは治療家であれば何度も経験していることでしょう。
そこに痛みを出している大きな原因が1つであれば、その一つを治すことが出来れば痛みは治まります。
しかし大きな原因が複数あることも当たり前にあるため、一箇所の原因を解消したところで患部の痛みは完全には取れないのです。
上の写真の黄色い線で示してある背中の痛みは、とんでもない所から来ているものですから、その部分の筋肉異常を解消することが出来なければ背中の痛みを根本から解消することはできません!
ということで、背中の痛みに関しての解説は、この場ではここまでとさせていただきますが、「現在背中の痛みと闘っているけどまだ良い結果が出ていない!」という先生や患者様がおられましたら、メールにてお問い合わせください。
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アトピー性皮膚炎その2 ◎院長の臨床報告
先日、アトピー性皮膚炎についての記事を載せたら、立て続けに治療部位についての質問のメールをいただきました。
メールをくださった皆さん有難うございました。
「免疫や副腎の治療を行っているが、思うように改善されないのですが何が足りないのでしょう?」との質問が多かったのですが、
私も以前はメールをくださった先生達と同じように、副腎機能の正常化と免疫力を高めることに集中しておりましたが、結果はその場ではかゆみも止まるのですが、またかゆみが出て元に戻ってしまうという事の繰り返しでした。
私の今までの治療結果から言える事は、免疫力は顔・胸部・腹部などの機能低下とも言われておりますが、その部位だけを治療してもダメだということです。
それらの部位の機能を活性化させるには、それらの部位と連動している部位が正常にならなければ、機能の活性化にはつながらない!ということです。
人体の法則で考えると当たり前なのですが・・・。
ですから、習った通りちゃんとやっていても症状が改善されない事が多いわけです。
かゆみの出ている部分は人によって違いますが、かゆみの出ている部分によって治療すべきポイントが違ってきます。
もし、何処を治療したら良いかわからない場合は、引き続きメールでのご質問をお受けいたしますので、「発症はいつごろか?何処にかゆみが出ているか?今までどんな治療をしてきたか?」などをお知らせください。
(ご質問は、アトピーに限らず痛みについてでも結構です。)
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