ドライマウス ◎院長の臨床報告

唾液腺には、耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つがあります。 これらが免疫システムによって攻撃を受け、傷害を受けると、口腔乾燥症(ドライマウス)が起こります。
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【ドライマウスとは?】
ドライマウスとは、何らかの原因によって唾液が出にくくなったりお口の中が乾燥して、様々な症状を生じることをいいます。
ドライマウスの主症状であるお口の乾燥感について、10〜90歳までの男女1400名余りを調べた研究によると、「常に乾燥している」あるいは「ときどき・少し乾燥している」と答えた方は全体の42%もいると報告されています(柿木ら、2001年)。
年齢が高くなるとお口の乾燥感を自覚する方が増加し、他人には計り知れない違和感、不快感を自覚するようです。
その症状は、上記のチェックリスト以外に全身の健康にまで及ぶといわれています(老人では誤嚥性肺炎など)。
【ドライマウスはなぜ起こる?】
ではなぜドライマウスが起こるのでしょう。大きく分けて次のような原因が考えられています。
《口腔内に原因があるもの》
1.口呼吸:習慣的に口で呼吸する癖があると、口腔内が乾燥しやすい。
2.咀嚼回数の不足:噛む回数が少ないと、唾液腺が萎縮し唾液が減少する。
3.嗜好品の過剰摂取:ニコチン(タバコ)やカフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶)は利尿作用をもつため、多量に摂取すると一時的な脱水を起こし、唾液分泌が減少する。
4.水分量の不足:成人では一日あたり体重の1/20の水分摂取が必要とされている(例えば体重50キロの人では2.5リットル)。
5.微量元素の摂取不足:微量元素のうち、特に亜鉛の不足は口腔乾燥症の症状を助長するといわれる。
6.ハミガキ剤の過剰使用:多くのハミガキ剤にはラウリル硫酸ナトリウムが含まれており、粘膜を刺激したり障害したりするため、乾燥した粘膜の炎症をおこしやすいといわれる。
《全身の健康状態に原因があるもの》
1.シェーグレン症候群:唾液腺や涙腺などが障害を受ける、原因不明の全身性自己免疫疾患。
2.シェーグレン症候群以外の唾液腺の病気:唾液を分泌する主な唾液腺(耳下腺、顎下腺など)の病気によって、唾液が減少して口腔内の乾燥を招く。
3.ホルモン・代謝系の異常:糖尿病や尿崩症、甲状腺機能異常どの場合、口腔内の乾燥症状を併発しやすい。
4.体内の水分量の減少:発熱、下痢、嘔吐、過剰な発汗、出血などで体内の水分量減少や電解質の異常がおこると、身体が水分を出さないように働くため、結果的に唾液が減少する。
5.放射線による障害:ガンの治療等で放射線療法が行われると、唾液腺が障害を受けて唾液が減少しやすい。
6.神経性の要因:頭頚部のケガや手術で唾液腺に関わる神経が障害されたとき、その支配領域での唾液が減少することがある。
《薬物の副作用によるもの》
利尿剤や降圧剤、抗うつ薬、抗不安薬、抗パーキンソン薬などが挙げられる。
また、服用する薬物の種類が多いほど、また期間が長いほど口腔乾燥症が生じやすく重症になりやすいとされている。
【○○歯科医院「これってドライマウス?」より抜粋】
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インターネットで「唾液が出ない」で検索してみると1060件もありました。
上の記事はその中の専門家による記事の一部を拝借させていただいたものです。
実際にはもっともっと長かったのですが、長すぎるので半分くらいカットさせていただきました。
原因には上の記事のように、いろいろなものが考えられるようですが、上記のような考え方やそれに対してのアプローチはすでにお医者さんがやっていることですので、それによって改善されてもされなくても、私はその考え方からは切り離して法則通りにアプローチしていくことにします。
JBM的アプローチ法・・・
始めの図の下に描かれてあるように、唾液腺には、耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つがあります。
これらが免疫システムによって攻撃を受けて傷害を受けることによって口腔乾燥症(ドライマウス)が起こっているのかどうかは定かではありませんが、いずれにしても唾液が出ないのですから唾液腺に異常が発生していることは間違いないと思います。
インターネットで治療法を調べてみると大体下記の様な回答が得られます。
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治療法
生活指導や対症療法が中心。
口の中の粘膜保護が必要なことから、保湿力の高い洗口液、保湿ジェル、スプレーによる噴霧、夜間の乾燥を防ぐ保湿用マウスピース(モイスチャーとトレー)、夜間義歯などを症状に応じて処方、投与します。
その他
ガム療法、味覚刺激療法、唾液腺マッサージなど。
シェーグレン症候群では内服薬と症状に応じた保湿性薬剤などを投与します。
「ドライマウス」より抜粋
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というような感じですが、考え方はどれも同じで、
「乾いてる物には水を与えて湿らせればいいだろう!」
「すっぱい物を食べれば唾液が出るだろう!」
的な考え方のようです。
しかし、そんなことは患者さん自身もすでにやっている事だと思います。
それで改善されなくて、すっぱい物を食べても唾液が出ないから苦しんでいるわけです。
いつも思うのですが・・・
何故、患部と症状しか見ないのでしょうか?
何故、乾いてるなら水をやれ!なのでしょうか?
何故、痛いのなら麻痺させれ!なのでしょうか?
何故、現場しか見ないのでしょうか?
┐(´ー)┌
同じ事(治療法)を繰り返して治らないのなら、それを続けても一生治らないとは思わないのでしょうか?
話をJBM的アプローチ法に戻しますが、
「ドライアイの正体」のところで解説したのと同じ理屈になりますが・・・
原因はいろいろあるんでしょうが、単純に考えると唾液の水道管が凍結してしまったから!と考えると簡単です。
要するに、唾液の通る排出管が凍結してしまえば唾液は出られなくなるわけです。
さて、原因は水道管の凍結ですから、凍った水道管を溶かせばいいわけです。
しかし、人の身体は見た目通りにはできていないものです。
唾液の排出管の辺りをマッサージしたところで、凍結は改善されないのです。
人体で言うところの凍結は筋肉異常です。その部分の筋肉が固まってしまい排出管を圧迫し唾液が出づらくなってしまったのだと考えました!(勝手に私が考えました。)(≧艸≦*)ぷっ
その考えでいくと、その部分に連動異常を起こさせている原因が他にあるわけです。
Body Mapping(気龍眼) で見ていくと排出管と連動している部分は全身に30箇所あります。凍結している排出管が3つ、左右で6つですからそれ×5箇所で30箇所です。その部分のどれかに一番大きな原因が隠れているはずです!
実際の施術の経過
@まずはじめに下肢の6ヶ所!
ここで
私「唾液の状態は変わりませんか? まだ出ませんか?」
患者様「今出てます! うん、出てます! ゴクンってしやすいです。」
ここですでに改善!完治! 」´▽`)」 か〜んち〜〜〜っ!
ということで、勝手な私の考えが的中しましたので、この考え方が正しいということに決定しましたので、唾液の専門家?のみなさん、今後とも宜しくお願いします。m(_ _)m
いつも申し上げておりますが、人の身体は見た目通りにはできていないものです。唾液が出ないからといって人工的に湿らせたところで一時しのぎにしかなりません。唾液がが出なくなったのであれば、出なくなった原因を究明し改善しなくてはいけません。
しかし、 事件は現場で起こっているんだ!(けど)
会議室で起こっているんじゃない!(んだけど)
真犯人は現場にはいないのです。
ということで、ドライマウスに関しての解説は、この場ではここまでとさせていただきますが、「現在ドライマウスと闘っているけどまだ良い結果が出ていない!」という先生や患者様がおられましたら、メールにてお問い合わせください。
お願い
いつもこのブログを見てくださって本当にありがとうございます。
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どうか苦しんでいる患者様の救いの手になってあげてください。m(_ _)m
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