今朝、ゴミを出しに行くと、あるお家の玄関の前に、白菜や菜っぱなど、野菜がきれいに積んで置いてありました。きっと、どこか畑をやってる人が、そこのお家に、朝早く収穫を持ってきたのでしょう。
まだ寝ていると思って、そっと置いて帰ったんでしょうね。
それを見て、「かさ地蔵」のお話を思い出しました。
正月を迎えるお金を作ろうと、おじいさんが笠を売りに町に行きますが、売れません。
とぼとぼ帰る道、雪をかぶったお地蔵さん達を見て気の毒に思い、その笠をかぶせてあげたんですが、1人分だけ笠が足らず、おじいさんは自分の手拭いをかぶせてあげました。
その晩、手拭いや笠をかぶったお地蔵さん達がやって来て、おもちやお金をたっぷり家の前に置いて帰り、おじいさんとおばさんは、ちゃんとお正月を迎えられたというお話です。
アヤシいものが置いてあったら即通報、なんていう、今のご時世より、ここはまだ、「かさ地蔵」のお話に近いところなのか(ちと大げさ!)、とちょっと微笑ましくなりました。
でも、人の好意が信じられる社会って、いいもんですよね〜。

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