病院の受付の機械をどう操作したらいいのか戸惑われる方が結構いらっしゃって、そのためにボラがいるわけですけど、今日も、「機械は弱くって」と言わるご婦人がおられました。いつものとおり代わって操作をしていると、なんと、そのご婦人は大正生まれだそうで、びっくり!
だって見たところはつらつとされてて、せいぜい70歳くらいかと思ってたんですもの。
病院に来られてて、お元気というのもなんだか変なほめ方ですが・・。
休憩時間に、仲間のボラと話したのは、あれくらいの世代の方は若い!丈夫!体の出来が違う!ということでした。確かに、食べてこられたものは自然天然もの、お若いときは車社会でもなかったし、戦争を体験されて精神的にもお強い、どれをとっても、うちらがかなうはずがありません。
そして、このご婦人は、今日のトップニュースの、60年もの間、ひとりで戦争をしてこられたフィリピンの元日本兵の方々と同じ世代なんですよね。
戦争は百害あって一利なしに間違いありませんが、元日本兵の方々は、その戦争教育のおかげできっと心を強くして60年も日本に帰らず家族にも会わずにおられたんでしょうね。こちらも、今の私たちだったら、60年も経つずっと前に、絶望してしまっていることでしょう(その前に、肉体的にもたないか)。
無事、帰国されてご家族と再会されるといいと思いますが、その一方で、帰国されたあとの変わってしまった日本での生活が大丈夫なのか、ちと心配(私が心配したってどうなるもんでもないですが)。そっとしといて差し上げるのがいちばんだと思うんですけど、きっと、マスコミがどっと押しかけるんだろうなあ。
PS:そういえば、あのお方も大正生まれ。

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