今日は、仙台で旦那の仕事が終わるまで(一度福島に帰るのも無駄だし)、東北大学にある自然史標本博物館に行ってました。
地球の歴史に沿って、おなじみの三葉虫とかアンモナイト、植物、恐竜などのたくさんの化石が展示してあります。
おすすめは、微生物の化石が、目に見える大きさにガラスで作ってある展示。
これが、芸術品みたいでとってもきれいです。みる価値ありますぜい!
化石や骨格標本って、何か惹かれるものがあります。
もの言わずにたたずむ姿は、真夏の暑い一日が終わった夜のようなエネルギーを発散させてます。
まるで「ちょっと前まで生きてたのよ」といってるようで、明らかに静物とはちがいますよねえ。
それらには、昔、血も流れ肉もついていた、生活もあった、それがふとした出来事で土に閉じこめられ、それから長い間眠って、いまこうして、私たちの前に強引に姿を現させられたという、不本意な、あるいははにかむような気持ちを雰囲気にもってる気がします。
すでにそこには命はないはずなのに、まだ生気があるような。
だからか、みている方も、怖いけど(絶対、夜一人ではいたくないっすね)、なじみのあるところへ来たような気持ちになります。
と同時に、こんなに長い間かけておそらく数億という生物の種が黙々と営んできた地球の大きさを現実として見せつけられると、いま、その1種にすぎない人間だけが、大きな顔してのぞいているのが、不思議な気もしたのでした。

0