どんな攻撃的な動物(生物学的には語弊があるかも知れない)でも、自らの種を維持していくのは最終目的だと思うのだが、一番進化していると自負している人間だけは、その目的を失ってしまったのだろうかと思うことがある。
誰も死にたくはないのに、殺し合う。
知恵の証で発明された爆弾や飛行機や銃が、多くの人の命を一瞬にして奪い、そこに営々とあった、文化や歴史や生活や心を、無にしてしまう。
それが英知だとは、あまりにお粗末。
ご託を並べて何が言いたいかというと、
それだけ人類に自負があるなら、その最新文明を利用することで、戦争という無益な行動を、自粛できないかと思うんですわ。
たとえば、コンピュータゲームを作って、戦う両国の情報を全てインプットするんです。
戦闘理論を専門にしている人間や、政治家、軍人、すべての戦争が始まったら関わりのある人に参加してもらって。
で、これでよし!となったら、そこでコンピュータ上で戦いをシュミレーションする。
それで勝負をつけるんです。
もちろん、戦うという実際の行動以外は、すべて本気でやるんです。
それでも、失われるものは、ホンモノの戦争にかかるよりずっと少ないお金だけです。
そんなことでは、やはり納得しないでしょうか。
でも、これだけ文明を進化させてきた人類が、そこまでできないとねえ。
何とも中途半端な進化じゃないっすか!

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