札幌にいたころ、コンサのアウェー試合で、テレビ中継がないときの強い味方が、FMアップルという、札幌でも電波が入るところと入らないところがあるようなローカルのラジオ局でした。
サポからの支援金をもとにアウェーに向かった、サッカー解説者の永井さんが、時折、試合状況を携帯電話で伝え、それを受けて、サッカー通の男性女性と、まったくサッカーを知らない“姫”と呼ばれるかわゆい(←たぶん)女性が、スタジオでわいわい喋るという感じで番組が進むんですが、もち、危ない!行けそう!という非常時は、すぐに永井さんからの速報も入ります。
携帯の速報がない時間も、“姫“の耳がかゆくなるとコンサが勝つ、というジンクスの話や(これが結構、当たったりする)、 “姫“に「横浜Fマリノス」の”F”は何の略?とクイズを出すと、「フレンド?・・・フラワー!」と、突拍子もない返事が返ってくるのに、ひっくり返ってました。
まるでラジオしかなかった時代みたいに、サポ仲間が、電波の入る場所にあるラジオに集まって、番組を聞いてました。
永井さんの解説は、わかりやすく、状況を把握できて、画面がない試合も、それはそれで満足だったんですが、ある日から、永井さんが解説に行けなくなっちゃいました。で、別の素人の男性が代役。
「あ、○○選手がドリブルで突っ込む、相手チームの××選手が足を引っかけた・・ああああ〜〜!・・・(わ〜っと観戦サポの絶叫だけが聞こえる)」とか
「シュート〜っ!入った!(ここでスタジオもラジオの前も万歳してる)あ、いや、・・・(「○○さんどうしたんですかあ?」とスタジオ)・・・(しばらくして)どうやらオフサイドのようです。えっと状況はよく分かりません、いやその前にファールかな?」と言う調子。
肝心の所が叫び声や途切れて終わってしまうことが多いので、どうにもストレスがたまるんです。試合とは別の意味で、はらはらドキドキ。
きっと彼はコンササポなんです。私たちがその場にいたら、そうなるだろうと思われるリアクションなんですもの。しかし、試合の方は、聞きたいところがさっぱり・・。
この愛着のあった番組はその後なくなっちゃいましたが、今度、別のローカルラジオ局が中継を始めるそうです。またあんな楽しい、しかも気の休まることのない、札幌らしい番組だといいなあ。(ここからは聞けないけど)

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