今まで、列車が時刻通りに駅にやって来て、所定の場所に停まることに、何の疑問も持ってませんでした。
アメリカにいたときもカナダにいたときも、汽車の旅というと、「まあ、そのくらいの時間で出るのだろう」くらいの気楽なものでしたが、こと日本のJR、地下鉄となると、オン・スケジュールは普通にできることなんだろうと考えてました。
でも、考えたら、どの列車も1分1秒も違わずに運行され、所定位置に停まるというほうが、かなり異常です。バスなら、「少々前後するかも」くらいで利用していることを考えると、レールを走る列車とはいえ、きっちり走れなくても、まあ無理もないか、と思えそうです。
確かに、仕事や通学では、きちんと時刻通り来て、時刻通りに着いてもらわないと困るし、予定が狂うし、大切な約束に遅れたら、かなり気が焦って、駅員さんに文句を言わなくても、無言で睨みつけるくらいはしそうです。
もしかしたら、1分も違わないスケジュールを厳しく管理させることになった元は、私たち利用者にもあるかも知れないですね。
たとえは悪いけど、あの、曲がったキュウリは売れない、と言うのと同じで、私ら消費者(利用者)が、何が大切か、絶対はずせない物は何か、その辺を自覚して、いつも、普段利用している物を見ていることも大切かも知れません。
多くの亡くなられた方々や怪我をされた方々、ご家族やお友達が、つらい思いをされている中、やっと、気づくのは遅すぎですけど。
事故にあわれた方々の、ご冥福とはやいご回復をお祈りいたします。

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