天皇杯のこの数試合、幸いなことに福島から応援に駆けつけられる距離だったので、久しぶりに札幌にいたときのように毎試合目の前で見て、大声で叫び、喜び、悔しがり、今は、なんだけ抜け殻のようです。
準決勝の相手、ガンバ大阪は、明らかに実力は上でしたが、なんとか皆で攻撃に持っていこうとして、ついに、相川選手が120%気持ちのこもった華麗なシュートを打ったことや、相手の攻撃を皆で必死にくい止めていたこと、あげるべき事はたくさんあるんですが、ほんとに良くやった、お疲れさまとしか言いようがありません。
うちも、柳下監督のもと選ばれた20人で北海道を離れて合宿、天皇杯に臨みましたが、長丁場のJ2の疲れもあったでしょう、試合が進むにつれけが人が出、出場停止選手が出、気力でやっているのが見ている方にもわかっていたけれど、もうそれもここが限界だったと思います。
うちは、日本代表選手もいない、控えの選手も多くない、選手層は厚くないかわりに、個々の選手の実力は、ぐっと上がっていて、思わず「うまい!」と叫ぶような試合運びもできるようになりました。
だからこそ今回も勝ってほしかったとも言えますが、だからこそ、これで良かった、もし決勝に進んでいたとしても、もう選手たちは満身創痍のはず、気力にも限界があったはずです。
それよりも、最後までヤンツーチームとして、監督のアクションサッカーを貫き通した選手たちを、心から誇りに思います。
試合後、サポは、ヤンツー監督を待ちました。
リーグ戦中の監督は、いつも、苦い顔をして試合を指揮していましたが、このごろは心なしか、ずっと柔和な顔つきでした。
きっと、監督も、やっと自分の指導を元に自分で歩き始めつつある選手たちに満足していていたのでしょう。
「寒いので」といコールリーダーの誘いに、皆で、応援歌やヤンツーコールをしながら、記者会見が終わる監督を待ちました。
試合の時の服装のまま、再びサポの前に姿を現した柳下監督。
これが、札幌最後のヤンツーさん。
「ありがとう!」の声があちこちからあがります。
監督は、サポの渡した拡声器で、お礼の挨拶。
サポの一部が何度も、ヤンツーさんを胴上げしようとしましたが、固持しました。
そうでしょうね。
自分にも選手たちにも厳しく1本筋を通すヤンツーさんなら、そうだと思いました。
だって勝った訳じゃないですから。
最後までヤンツーさんはヤンツーさんでした。
笑顔で手を振って、退場されました。
選手たちは、来年からは新しい監督の下でやって行かねばなりません。
でも、この天皇杯を乗り切った選手なら、きっとできる!
来年の中心選手として、チームを引っ張っていってください。
今はおつかれさま!
今年の天皇杯は、一生忘れられない、10周年のコンサ史上にのこる試合です。
いい夢をありがとう!
前半は、かなり押され気味だったが、あきらめずに何度でも組み立てていく選手たち。
セットプレーでは川崎選手が西谷選手に代わってFC。(映ってませんが・・)
ベンチも一丸です。
後半開始。
試合開始の時のように旗とタオルマフラーを振り、しきり直しのような応援が良かった。
まさしくコンサの反撃はここから始まりましたもんね!
そう!取り返した1点は、いつもは泥臭いゴールが信条の、相川選手の美しすぎるシュートでした。
新境地開拓!
ガンバの選手と競る芳賀選手。中盤できいてます。
リーグ戦も天皇杯もずっと活躍してくれた砂川選手(8)。
交代までの間、足を怪我してひきづりながら、なんとか走ろうとしていました。
G大阪の選手と競る相川選手。
ケガあけの西谷選手は後半途中からの出場で、持ち前のドリブルでの切りかえしをみせます。
けがまで行かなくても、満身創痍の選手もたくさんいたんじゃないかなあ。
なんとかもう1点!
ゴール前で競り合う曽田選手。
試合終了間際まで、コンサは、自分たちのサッカーを貫きとしました。
立派!
試合が終わって挨拶に来た選手たち。
頑張る姿を、ほんとにありがとう!
そして、ヤンツーさんが、記者会見後に、サポの前に再び姿を現しました。


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