なぜか、誰それのケガ明け後の初めての試合とか、最後の試合とか、起点になりそうな試合や練習を見ることが良くあるのですが、昨日、フッキ選手がブラジルに帰国して、考えたら、この前の新潟戦が最後のコンサの選手としての姿だったんでした。
彼は、川崎フロンターレからのレンタルの選手で、今季の活躍のおかげでレンタル料があがり、緊縮財政のコンサには払えるお金がなく、来期は東京ヴェルディに行くことがほぼ決まりそうな選手です。
シーズンはじめは、おそらくは、“助っ人外国人“として望まれたからには、「俺がやらなきゃ」という気負いの方が勝りすぎて、端から見ると自分勝手な、もっと他の選手を使えばいいのにと思えるようなプレーが多かったし、若さ故のがんばりすぎで、イエローやレッドカードをもらい続けてしまいましたが、がんばる姿勢はいつもチームではトップクラスだったし、どんなときでもあきらめない気合いはプロとして立派でした。
その真面目さとひたむきさ、いつもポジティブな姿勢に、見ている私たちは惹きつけられていました。
シーズンの後半になって、チームを意識し始めてからは、ためを作り、味方にパスを出し、自分の可能性を高めただけでなく、チーム力の引き上げにも貢献してくれ、ほんとになくてはならない選手に成長してくれたと思っていたら、そのせいで来期はコンサにはいない、皮肉なものです。
新潟戦で、ケガで倒れたときは、なかなか起きあがれないので、これはもしかしてかなり重傷かと心配しました。
ブラジルで、今季がんばった疲れも含めて、ゆっくり静養してください。
フッキ選手にはその権利があります。
若干20歳で、良くがんばってくれました。
ありがとう!
でも、来期、コンサと対戦するときは、気持ち程度、遠慮してくれてもいいからね。
(あ、冗談、冗談)

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