”水戸がごまかされた感じ”という、スカパー解説のノノさん(野々村芳和さん)の言葉がまさに当てはまっていたと思います。
今日の水戸戦は、「ここはホーム厚別?」と勘違いしそうなほど、サポ一人一人が張り上げる声で響き渡る応援歌「俺たちの札幌〜」で始まりましたが、選手には、いつものようなキレがいまいち見えません。
それもそのはず、先週の日曜が仙台、水曜が東京、今日が水戸、それもいまだ雪が降っているという気候の札幌から毎回移動じゃ、それだけで疲れるというものです。
それに比べて、昨年途中から堅守型のチームからアクションサッカーに方向転換した水戸は、果敢に攻めて、ペースを作ります。
ただ、水戸のほうもここと言うところでミスがあったりして、それにも助けられながら、時折危ない場面もありながら、最終的に零点に抑えられました。
まず守備ありき、というのは、見ていて面白くないサッカーじゃないかと思っていましたが、とんでもない誤解だったと今季のコンサを見ていると分かります。
守りが確かなものになってきた次の段階ということなのか、今日は、セットプレーで相手のタイミングを狂わせてみたり、DFの攻撃参加があったり、また交代のベテラン選手が緩急つけた攻撃をみせたり、攻撃にも見るべきものが随所にありました。
1点目を入れた西谷選手なんて、なんとなく元気がない顔をしながらちゃんとゴールを決めるんですから、憎い!
そして、前線からの献身的な守備が評価されていたFW中山選手の、待ちに待ったゴールで2点目!
本調子とは言えない試合運びなのに、文字通りうまあく”水戸をごまかし”て勝利を手にしました。
この苦しい連戦の最後を勝ててほんとに良かった!

0